(また)ときがわ周回 白石峠とふれあい牧場など

土曜日はポケモン採集に忙しく自転車に乗れなかったため、日曜にいつものときがわへ行ってきました。



5時過ぎに起床。寝不足のため、到着後もちょっと仮眠をとり出発したのが8時頃。意外と雲が厚く、あまり暑くないのはありがたいです。暑いと思っていたのでボトルは2本+背中にポカリ1本。起き抜けも怠く、走り出しの調子もいまいちよろしくない。大丈夫かしら。白石峠まではウォーミングアップペースで、途中ではレアポケモンを撮影しほどなく麓へ到着しました。

<こいつは激レアポケモンだぜ>


とりあえず1本目はいつもどおり全力で挑みます。故障なのかパワーメーターの数字が高めに出てしまっているので数字はあまりあてにせず、脚の感覚と時間を頼りにペーシング。あれ、なんか調子が良いぞ。けっこう踏める。水場まで11分ジャストくらいのペースでいてもまだ余裕があったので後半も頑張ってみると、24:40。自己ベスト1秒更新できました。たった1秒ですが、いまのフレームでようやく手応えが出てきた感じでよかったです。そのまま下って2本目。麓でご挨拶したキャノンデール乗りの方が、水場手前あたりで凄まじいケイデンスで追い抜いていきました。追い縋ろうとするも追いつけず。速い人はケイデンス高いよなぁと思いながら2本目フィニッシュし 26:30。後ほどツイッターでフォロワーさんだと判明しました。お疲れ様でした!


移動販売車でコーラを補給した後は定峰峠を東に下り、二本木峠(南東)からふれあい牧場へ。白石峠を2本で終えていたのでまだ脚に余裕がありここも自己ベスト更新。サラで登った事がないため何ともいえませんが…。牧場ではソフトクリームを補給し休憩。白石峠もこの牧場も涼しくて気持ちがよいです。そのまま北へ向かい、行ったことのなかった花桃の郷という村?を下りました。やや狭い道ですが気をつければ大丈夫。


東秩父村からときがわベース峠(仮)を越えたら獲得標高1,900mほどだったので、行った事のない雲河原を経由し標高を稼ぐ。それでも40mほど足りなかったため無駄に坂を往復して無事2,000m獲得。そしてときがわへ帰着しました。 76kmほど、UP2,000mで終了。この時期にしては走りやすい気候で峠もちゃんと追い込むことができベスト更新と、特段のサプライズは無いものの良い内容の山練になりました。

花桃の郷での一枚)


<本日のルート>

ときがわ周回 白石峠3本〜萩日吉神社峠(仮)〜弓立山

2ヶ月ぶりくらいに白石峠参りに行ってきました。


 5時前起床で車を飛ばして7時前にときがわ着。前日は深夜に蚊の襲来がありあまり眠れていなかったので15分ほど車内で仮眠してから改めてスタート。ときがわセブンイレブンで補給食とコーヒーを買い、峠までの道はウォーミングアップ。空一面を雲が覆っているので日差しはないけれど、まとわりつくような湿気のせいで暑い。できれば日差しが出るまえにケリをつけたいところです。

(ときがわセブンの主も暑そう)


 R-SYS両輪で挑んだ久々の白石峠は全力の一本目25:00。ボトル3本+リュック装備ということを差し引くと、久しぶりにしては悪くないタイムですがPBまでは20秒ほど届かず。最初は若干心拍抑え目に行きましたが後半で失速してしまったいつものパターン。そのまま2本目3本目とリピート。R-SYSでは12時の入力を意識するとバネ感ある推進力を得られるような感触がありました。また、思いきってサドルの矢先(ツイートでは矢尻と書いてしまいましたが)に座るようにしたら違う筋肉を使って登れている感触が。これは新必殺技。あとは、今のフレームはダンシングしてもかなり脚が保つので、脚攣りを恐れずダンシングを多用するスタイルを身に付けなくては。

(峠の中腹にある水場)



 3本目を終えてから峠頂の移動販売でコーラを買い小休憩、その後堂平天文台まで登るも360度濃霧。しょんぼりとして降りつつさてこの後どうしようかと考える。11時前なのであと1本くらいどこかの峠を登りつつ、暑くなる午後に差し掛かる前には帰れるようなルートを探したい。とりあえず白石峠から南の大野峠分岐へ行き、大野峠を下り、ときがわベース方面へ戻る。その途中の雷電山にでも登ろうかと当初思っていましたが、梨花カントリークラブなるものが帰りのルートで通れそうで、地図をみるになんとなく軽い峠っぽい感じがあったのでそちらにいってみることに。

(堂平天文台は絶景でした)



 トトロ手前、ときがわの宿(しゅく)交差点を南へいくとすぐ、大きな鳥居のある鎮守の萩日吉神社があり、その横道から梨花CCまで行けるようです。なんか鬱蒼とした道ですがスタート。そして始まる突然の激坂。いきなり斜度が10%を越えてくる。しかもわりとそれが続く。NUWA-なにここ。完全に虚を突かれた形ですが、ファイナルローを使ってヒーヒー登ります。途中の民家があるゾーンでは一度フラットになりますが、すぐまた激坂に。うんざりしつつもCCまで到着。全体距離としては短かったですが、峠や二本木峠以外にこんな激坂があったとは…。油断ならぬ奥武蔵よ。

(鎮守の森)


 CCから東へ抜ける道は下りですが、すぐ近くに弓立山なるものがあるようなのでそこにも寄ってみることにしました。ところどころ[山頂口→]みたいな立て札があったのでそれを追っていくと…山頂残りちょっとの地点で立入禁止のゲート封鎖。NUWA-。鶴峠に続きまたしても。

(自撮りもこなれてきました)


 仕方なく来た道を引き返し、近くにあるときがわのパン屋『丘の上のパン工房』で昼食を買い、車の置いてある地点へ帰還。暑さ極まる前に帰還できてよかったです。走行距離70km,獲得標高2,300m。白石峠リピだけでなく思わぬ激坂に遭遇できて良い練習になりました。

(安くて美味しい。オススメです)


(ときがわの田園風景も良いです)


(本日のルート)

奥多摩周回 都民の森〜小菅村〜松姫峠〜猿橋から八王子へ

とりあえずロングライドでもしようかと思い立ち、行ってきました。飯能か奥多摩か迷いましたが、飯能は翌日走る予定だったので奥多摩へ。


あきる野にクルマを停めて自転車を組み立て出発…と思いきや、リアタイヤの空気が入らない。チューブを外すと穴が。NUWA-。貴重なラテックスチューブが…。手元のシュワルベブチルに交換。気を取り直して行くか…と思いきや、カーボンボトルケージが1つ折れている。NUWA-。貴重なSWIFTロゴ入りカーボンボトルが。これは…走り出す前からイヤな予感しかしない!


五日市からいつも通りの桧原村へ進む都民の森TTルート。7時過ぎですが既に暑さが忍び寄る。装備はR-SYS両輪に戻しました。富士HCを含め最近は調子が上がっている感じがあるのでPBを出すつもりで頑張ってみましたが、結果52:45。PB20秒落ちくらい。あまり手を抜く場面は無いつもりでしたがもう少し、旧料金所からの追い込みはさらに頑張れそう。暑さと疲労でゴール後は汗がダラダラ出ていました。



奥多摩湖の橋は工事中でした)


小休憩のち、峠頂まで登り奥多摩湖側へ降りる。そこから西の小菅村へ。のどかな山間風景が続いて癒されます。ただし気温は30度近くを指している。小菅村には去年できた道の駅があるのでそこで休憩。意外と(失礼)沢山クルマが停まっていました。アスレチック施設があるので子供と遊ぶのに良いのかもしれません。ソフトクリームとフランクフルトを補給し、南へ。ここからは鶴峠と松姫峠の二択ですが、後者を選択。昔一度だけ登ったことがありますが結構タフな峠だったと記憶しています。峠のスタート地点には『通り抜けできません』の看板がありましたが、クルマじゃ通れないけど自転車ならいけるみたいな状況に期待して登ってみました。駄目なら戻ればいいし…。ちなみに松姫峠は武田信玄の娘であるプリンセス松姫が織田の軍勢から逃げる際にこの峠を越えたというのがその名の由来らしいです。6.6km,480m,7.3%のなかなかタフな峠。お姫様よくこんなところを越えたな。木々が多いタイプの峠なので日陰が多くあまり暑さは感じません。すげぇキツいみたいな箇所がない分、あまり休める斜度もなくて地味に厳しい。31分くらいかけて到着…そして通行止め。NUWA-やっぱり。泣きながら来た道を引き返しました。

(お師匠直伝体育座り)


改めて正攻法ルート、松姫トンネルを南へ抜けます。昔来たときはまだ工事中でしたがいつのまにか完成していた。およそ3kmあるので自転車だとちょっと怖い。最初は歩道を(やむなく)走っていましたが、狭くて逆に危ないのでクルマが来ないのを見計らって車道で踏み込み一気に走破。交通量がかなり少ないお陰で一台も来る事なくトンネルを突破できました。トンネルを抜けるとほどなくして深城ダムが見えて来ます。ここの公園にあるオベリスクはなかなか迫力があってよろしいです。


(迫力があるのでなかなかオススメです)


ここから南下すると猿橋へ。20号を八王子目指して戻ります。時刻は昼過ぎ、現在100kmほど。交通量が多い20号は怖いですがこれ以外にルートがないから仕方ない。ただでさえ暑い時間帯なのに、クルマの排気でさらに暑くてなかなかに厳しい。たまらず鳥沢のセブンイレブンで昼食とガリガリ君を補給し、スポドリと凍ったカルピスで後半戦に備えます。ここから基本は下り基調ですがときおり登りもあって油断できない。ただ脚はけっこう残っている感じがあって、体力切れの心配はなさそう。それでも熱中症は体力とは無関係に怖いので疲れを感じる前にもう一度くらい休んでおきたいところ、1時間ほど走り相模湖についたので迷わず休憩。水場があったので頭から水を被り手足を濡らしてクールダウンしました。助かった。コンビニで買ったおにぎりを食べてもうひと踏ん張り。


最後の峠である大垂水峠を無事越えて高尾へ到着。そういえばここの近くにフォロワーさんが経営されている洋菓子屋があったと思いたち、行ってみました。パティスリーデュポンタン

先週の富士HCにも出場されていたのですが、会場ではあいにくご挨拶が出来なかったので改めてご挨拶。焼き菓子をいくつか購入しました(美味しい!)。次はケーキを買いに行きたいです。イートインもあり、自転車ラックも完備しているので自転車乗りにもオススメです。


そんなこんなで終わってみれば151km,UP2,690mのなかなかタフなライドになりました。当初の予定では暑さ極まる前にサクッと戻るつもりが…。走行時間6時間ジャストでAv.25km/hをわずかに越えたので獲得標高を考えるとまぁまぁ良いペースを保てたかなと。UltraVoxをロングライドで乗るのは初めてでしたが、最後まで脚を残せている感じがありました。後半でダンシングを多用しても脚攣りもなく、膝も痛くならなかった。もっとロングでも行けそうでこいつはなかなか楽しみです。

猿橋の田園風景)


(本日のルート)

第13回 Mt.富士ヒルクライム

2年ぶりにMt.富士ヒルクライムに出場してきました。



(レース前日;忍野村にて)


<結果>

    • 順位:年代別23位 / 957人くらい 男子総合96位 / 7,239人
    • タイム:67m14s
    • 平均速度:21.3km/h
    • 平均心拍:170bpm
    • 平均ケイデンス:83.6rpm
    • Average Power:238.8w(故障気味のため信憑性に疑問)
    • Normalized Power:243.3w(故障気味のため信憑性に疑問)


<スペック>

    • フレーム:SWIFT& Carbon& UltraVox Ti(2015)
    • コンポ:Dura-Ace&9000系
    • 車輪:F EQUINOX SP50, R Mavic R-SYS
    • その他備品:パイオニアペダリングモニター、ボトル(CCDドリンク)
    • 重量:7.0kgくらい?
    • 朝食:おにぎり、サンドイッチ、あんぱん
    • サプリ:Zen虎,vespa,2run,アミノバイタル
    • 補給食:カーボショッツ、Mag-on

 前日受付のある土曜日に向け、金曜日は定時ダッシュして準備。チェーンの交換と本体を軽く掃除したあと、フロントを再び50mmディープに換装したため、ブレーキシューを交換。…シュー留めのネジ穴が舐めている。ぬわー。幸いにも67アルテの舟があったため交換し事なきを得ました。しかし数グラムの重量増。おのれー。まぁ今気づいてよかったというべきでしょう。


 土曜日はあまり眠れず5時過ぎに起床。ちょっと早いかと思いつつも富士吉田へ向け出発。この時間なら大丈夫だろうと思っていたらちょっとだけ渋滞に巻き込まれNUWA-。みんな朝はやいのね。談合坂SAで小休憩し再出発。8時半ころには北麓駐車場へ到着しました。だらだらと準備をして10時前にスバルラインの試走開始。試走というか調整というか。最初の20分だけはレースに近いペースで心拍をあげ、あとは流しで。キリのいいところで…と思っていたら結局4合目展望台まで登ってしまいました。休んでいるとなかなかの寒さ。下山中もけっこう寒かったです。これは明日の下山はしっかり準備が必要そうだ。

(虎のぬいぐるみ、けっこう良くできてます)


戻るとちょうど12時頃だったので、ショップメンバーのKさんと合流しブースをうろうろ。セール品を物色したりマッサージ(販促ですが)を受けたり。KさんのチームメンバーのMさんもいらっしゃったので3人でほうとうを食べに行き、宿へ。偶然にも二人と同じ宿でした。忍野の辺りなのですが、このあたりはのどかな雰囲気で富士山が裾野から見渡せてよかったです。ゆっくり自転車で回るのも癒されそう。

(明日の好天を予感させる)


20時半に床に着き、いつも通り寝たか寝てないんだかはっきりせず2時起床。なんか手が怠くて起きました。さらに昨日の試走をちょっと長くやり過ぎたせいか太股が軽く筋肉痛。NUWA-。3時に準備をして宿を後にし駐車場へ出発。4時過ぎに駐車場へ到着しローラーにてアップ。いまいち心拍の上がりが悪い。脚の回りも悪い。無理矢理95%くらいまで上げて、計20分で終了させました。その直後、お腹の調子があまりよろしくないことに気づく。駐車場のトイレはかなり待ちそうだったので、会場へ出発。会場へ着くとすでに多くの自転車が整列していてNUWA-。かなり最後方くらいになりました。レース前から戦いは始まっていた。荷物を預けてトイレへ行き、無事事なきを得ました。朝も一回行ったのに…。KさんとMさんを見つけてご挨拶。その後フォロワーさんのさんにえさんが見つけてくださりご挨拶。ニューホイールで臨むらしいです。空は良く晴れていて、これは雨の心配は無さそう。ありがたい。主催者選抜、ジュニア+女子のあと自分の第3ウェーブがスタートしました。

(朝焼けが綺麗でした)


(人の多さよ)


今回目標は特に無く、あえていうなら今の全力を出しきること。ゴールド(65分切り)は難しいと考えていたので、そうすると戦略も特に無く、先頭集団に付いていくか、無理なら近い脚の人を探して一定ペースで走る。ターゲットパワーもタイム目標も無し。でもやる気がないわけではなく、むしろやる気は満ちているほうでした。寝不足も走り出せばまったく関係なくなりますし。そのためか緊張はしておらず、悪くないテンション。レースでこんなにリラックスしているのは初めてかもしれない。なお装備はハルヒル同様のフロントディープ、リアR-SYSのアシンメトリー(?)。天邪鬼のつもりはなく、前日試走で登ってみたら斜度に対するフィーリングが良かったので。ボトルケージもひとつ外して若干の軽量化。

(これでも真面目なホイール構成)


計測地点はスタートアーチからちょっと登った先にあるため、そこまではパレードランめいたペースです。わりと後ろからのスタートだったので、ちょいちょいポジションをあげていきたいところ。Kさんがけっこう前の方に見えたのでまずは脚力の近いKさんに合流することを目指しました。『5合目まで24km』のマイルストーン地点から計測開始。やはりそこを越えると集団のペースが上がります。とりあえず着いていく。でも飛ばしすぎてもいけない。このコースは序盤がきつく、また24kmの長丁場なので、後半に向けてある程度温存していかなければHP0になる危険があります。温存には自信がある。…しばらく進みますが、あんまり速いペースじゃない。というか、なんか前が混んでてペースを上げづらい。NUWA-。思ったより後ろからのスタートをしてしまっていたようです。やっぱり人が多いとこうなるのか。

(24kmはやっぱり長いです)


1合目駐車場でようやくKさんに追い付き、そこから一緒に登る。まずは自分が前を牽き、同じようなペースかやや速いペースの人が居ればその人に付いていく作戦。…そういう人がいない。NUWA-。さらに、他の人にとっておれのペースが最適だったようで、後ろをみるとけっこうな人数で集団ができている。ときおりKさんが先頭交代してくれますが、いっこうに良いペースの人が現れない。自分が先頭だとわりと抑え気味になるけどいいのかなー。サイコンは見ないので、呼吸の具合でペースをつくる。そんなパーティで2合目、3合目とこなしていく。3合目あたりのちょっと緩やかな斜度で後ろから速い人が一人きたので後ろに着かせて貰おうとしたら全力で拒否のコース取り。そんなあからさまに拒否しなくても。失うものなんて無いんだし、みんなで回しましょうよ。この辺りでカーボショッツを補給し後半に備えました。


4合目手前?あたりでKさんが前を牽いてくれていると、見覚えのある天海春香ジャージが前方に。あれはまさしくさんにえさん。あとから聞くと、中くらいのポジションでスタートし、一緒のペースの人がいなかったため一人で黙々と上っていたようです。「協調しましょうか!」「やりましょう!」。で、おれ、Kさん、さんにえさんの3人などで前を回していく。これは熱い展開で相当テンションが上がりました。なぜならレース前のツイートで『協調できたらしたいですね!』と言ってくれていたので。レース中もどこに居るかわからなかったので、まさか合流できるとは思っていませんでした。最後の補給Mag-onを使い気合いを入れ直す。4合目のスプリット開始地点では『ここからもがけ!』の看板通りにもがきを見せるなど余裕のあるさんにえさん。かなり良いペースで坦々と牽いていくKさん。これは…楽しいぞ。快晴の景色を見る精神的余裕も生まれました。


何度か交代をしながら4合目を越え、一ヶ所キツい登りを終えたあとは平坦ゾーンへ突入。最初は自分が牽き、そのあとさんにえさん「回しましょう!」と言いながらずっと一人で牽いていく。しかも速い。さすがです。集団はぼくら3人を含む7人ほどでしたでしょうか。きつい。千切れそうだ。でもあとちょっとだ。そのまま平坦区間を越えて最後の500m登り(とてもきつい)。協調はここまでだと言わんばかりに、登り始めからずっとダンシングで先頭を進むさんにえさん。NUWA-。なんという強さ。自分も回転を上げて追いすがりダンシングで迫るも数秒追い付けずフィニッシュ。すぐ前にいたさんにえさんと握手をしながらのガッツポーズを決めました。いやー楽しいゴール前バトルだった。こんなに楽しいヒルクライムは初めてかも。

(誰もが必死で熱くなるゴールアーチ。)


5合目はまごうことなき快晴。下山装備が要らないくらい暖かかったです。おれとさんにえさんは下山装備を受け取ったらすぐさまプロテインバーを摂取(意識高い)。写真を撮るなどしながらゴール後の健闘を称え合いました。さんにえさんの知り合いの方などとも談笑し、ほどなく下山へ。リアがアルミリムであることもあり比較的安全に下ることができました。下山後は富士HC名物吉田うどん。これが染み渡る。KさんMさんと一緒に食べながら談笑しました。

(ワークアウト後はタンパク質だ)


会場で待てど暮らせど出て来なかったリザルトは、67:12,年代別23位 総合96位。うちの年代別だと、65分のゴールドを取っても入賞できないようでした。雲の上である選抜クラスは8位入賞まで全員60分切っている。年々レベルが上がっていますね…。2年前の自分のリザルトは73分だったのでそこから6分縮めることができましたが、ゴールドまではまだ2分半。まだまだ遠い道のりです。今回はレースの内容がすごく楽しくて、リザルト以上に充実したイベントになりました。ご一緒していただいた方々ありがとうございました!

富士スバルラインとあざみライン

来週に控えたMt.富士ヒルクライムのため、スバルラインの試走へ行ってきました。


7時半前に富士山のふもと、北麓駐車場へ到着。若干冷えますが快晴で気持ちがいい。メンバーのKさんが8時過ぎに到着し、準備をして出発。Kさんはなんと先週にも試走したようで、大会への意気込みが伺えます。自分の装備は、先日無事退院したR-SYSを両輪に。下山装備を入れたリュックを背負い、料金所でトイレを済ませ200円を払い深呼吸のちいざ出発。サプリは一応レースでも使う2Runだけ飲みました。


スタートからかなりかかりがよいKさんを先導に自分は付き位置。いきなり脇腹が痛くなる。ぬわー。レース想定ペースぽく、付いていくので精一杯。このコースは最初のほうが斜度がキツいので、ここで集団からふるい落とされないようにしなければ。と考えるとこのハイペースはむしろ有り難い。なんとか一合目までのきつい区間を抜け、緩やかになったところで先頭交代。そのまま先頭を牽いていたら、どうもKさんの調子がよくないようで少しずつ離れていく。ここからは一人ヒルクライムモードでじりじり。そこそこ風があるようで、向かい風になるとなかなかきつい。走っていると、意外とコースの変化を覚えていました。この先は斜度が上がる、あそこを抜けたらヘアピン、など。去年こそ出場回避したものの、4年連続で登っていたので当たり前か。


4合目あたりからスタンディングで脚攣りの兆候が。ぬわー。2run飲んでこれか。追い込めている証拠ともいえますが…。だましだましのスタンディングと、必殺技『サドルの前の方に座る』を駆使して攣らないように走りました。天気が良いので標高が高い場所の景観がとても鮮やか。これぞ富士ヒルクライムの醍醐味です(レースは来週ですが)。R-SYSは回転でスピードを上げるのが良い感触でした(4合目くらいで気づいた)。ラスト2kmの平坦区間ではあまりスピードが出せず、最後の500m登りもシッティングでフィニッシュ。71分でした。パワーも心拍もタイムも見ずに、苦しさの感覚だけでじりじり登りましたが、あとで心拍を見返したところ2合目〜4合目でわりとタレてしまった感じです。斜度が緩やかになった場所でもちゃんと踏まないといけない。


五合目はいい天気でしたが風がひんやりと冷たく、いつものような晴れの暑さはありませんでした。写真だけ記念に撮ったらすぐ下山。ダウンヒルでも普段は下降するほど暑くなっていくのですが、風が冷たくけっこう冷えました。お昼はKさんと小作の豚肉ほうとう(超うまい)。その後駐車場に戻るとフォロワーさんのもかさんとお会いできました。女性で表彰台無双の強い方。今季一押しです。旦那さんとご一緒に富士HCに出られるそうです。色々と楽しくお話ができました。ありがとうございました!


スバルライン1本でTSS150ちょいだったので、もうちょっと登ってもいいかと考え、単騎でおもむろに道の駅須走へ。本日の第2ラウンド、そして初めての富士あざみラインへ挑みました。


11.4km,平均斜度10%越えの地獄。タイムを気にしなければなんとか登りきれるだろうという甘い考えでしたが、登り始めた瞬間に嫌な予感。10%近くの坂がまっすぐずーーーーっと続く。なんだこれは。2kmくらいで早くもギアをファイナルロー(36-28)へ。今までにないキツさ。休める場所がほとんどない。斜度はどうもスカウターの故障なのか、だいたいずっと10%台を指している。おっ、ちょっと緩い休める〜と思ったら6%とか。いっぱいっぱいになりながら噂に聞いていた『馬返し』に突入。その最大斜度22%。ここまででもうケイデンス60すら維持できず、40を切るくらいのヘロヘロクライム。歩いたほうが速いんじゃ…というくらい。そして、ようやく馬返しが終わりほっと一息ついた少し後、またも20%くらいの坂が発生。おれもここまでか…と思い、しめやかに足をついてしまいました。7km地点くらいでしょうか。ここで無理して膝痛めたら来週の本番に障るし…(ものは言い様)。1分ほど休んでまた登り直しましたが、ここまで帰りたくなった坂は初めてです。ホントに帰ろうかとも思いましたが、それは完全敗北な気がしたので、なけなしの意地を振り絞って登り続けました。


その後も聳え立つ15%級をいくつか越え、結局70分くらいかけてようやく須走口に到着。ボロ雑巾状態。折しも前日ここでプロレースが開催されていましたが、プロはここを40分で登ったり、アウターで登ったりするそうです。本当に同じ人類か疑わしいです。そしてここでレースをしようという発想がふしぎ。休憩所では売店のおばあさんに熱い昆布茶をサービスしていただき、凄く染み渡りました。こんなに美味しい昆布茶は初めてだ。ちょうどランドナーMTBで登ってきた方がおり、その方たちはなんと小田原から自走でここまでこられたとか。長距離メインの方たちのようですがスゴイ。そしてあんなに重い装備でよくぞここまで…。


天気があまりよくなく、時刻も17時前だったので休憩もそこそこに下山。かなり寒かったので下山装備を持ってきた甲斐がありました。下りはかなりスピードがでて怖かったですが、馬返しから下は道も広くRも比較的緩めだったのでなかなか爽快なダウンヒルでした。あっという間でしたが。そんなで本日のライドは無事終了。86kmほど、up2,700mほど。なかなか内容の濃い一日になりました。試走でだいぶ満足してしまった感じがあります。あざみラインは今度は脚をつかずに登りきるリベンジを果たしたいものです。

第4回榛名山ヒルクライム ヒルクライム編

ハルヒルのメインイベント、ヒルクライム編です。

<結果>

    • 順位:47位 / 1,360人くらい
    • タイム:45m22s
    • 平均速度:19.2km/h
    • 平均心拍:173bpm
    • 平均ケイデンス:79.9rpm
    • Average Power:238.9w
    • Normalized Power:251.3w


<スペック>

    • フレーム:SWIFT& Carbon& UltraVox Ti(2015)
    • コンポ:Dura-Ace 9000系
    • 車輪:EQUINOX SP50, Mavic R-SYS
    • その他備品:パイオニアペダリングモニター、ボトル(CCDドリンク)
    • 重量:7.0kgくらい?
    • 朝食:おにぎり、バナナブレッド、ソーセージパン
    • 補給食とサプリ:Zen虎, vespa,2run,カーボショッツ


(去年に引き続き晴天)

日曜日は4時に起床。宿に着いているクーラーの風が顔に直撃する配置で難儀しました。寝たような寝ていないような。昨日のタイヤ交換のお陰で手が筋肉痛。脚は昨日の疲労もなく大丈夫。赤く照らされる月を眺めながら会場付近の指定駐車場へ。ローラーで15分アップし心拍を90%くらいまで上げて終了。ちょっと上がりが悪い感じがしますがあまり気にしない。下山用の荷物を預けて整列場所へ。Kさんとさんにえさんを発見し、三人で談笑。天気は快晴。微風。整列場所からスタート地点に移動し、最後のトイレを済ませてあとは合図を待つのみ。最初はエキスパートクラスがスタートし、そのやや後に第二ウェーブでスタート。

(スタートアーチ)


ハルヒルは最初が緩やかで中盤から斜度がきつくなるという構成のため、前半は集団走行になります。とにかく先頭集団に食らいつき続けることが目標でした(過去形)。去年と集団のスピードはあまり変わっていない気がしますが、うーん、去年よりきつい感じがする。さっそく心拍が上限近い。千切れたら一気に空気抵抗を受けて試合終了なので、後ろの方でもいいから集団に潜む作戦。かなり序盤からエキスパートの人が落ちてくる(遅れてくる)ので、集団みんなで呼び掛けて躱します。この辺り、去年より皆さんこなれてきた感じがします。なんとか中間地点の初心者ゴールまでは集団で過ごせました。ここからの下りが落車が発生しやすいポイントなのですが、ここも皆こなれてきたのか無事にクリア。よかった。そしてそこからだんだんきつくなってくる登り。集団のペースが落ちない。いや、登りだから落ちてるんだけれどおれの落ち幅のほうが大きい。集団がだんだん遠くなっていく。ぬわー。そして後方にいたさんにえさんがスーっと前に上がっていく。ここはもう無理はできないと判断し、一人ヒルクライムモードにチェンジ。泣きながら見送った先頭集団、まだけっこう人が多かったです。レベル上がってるな…。一人モードなのでペース配分だけを念頭においてじりじり登りました。なんかこういうの久しぶりな気がする。後ろから割と上がってくる人も居て、順位キープも難しいか。



(これでも真面目なホイール構成)

大きな鳥居をくぐると残り4kmで、ここからゴールまでは更にキツい坂が続く正念場。ここでは昨日装備変更したリアのR-SYSが効きました。というのもここ最近、前後50mmディープで山練をしていて感じたのは、フレームがかなり硬いため50mmを合わせると硬すぎて坂に足が負けてしまうということ。筋力があれば別なのでしょうが、今の体重と筋力だと踏みきれない感じ。そこでR-SYS特有のバネ感を利用して反発力で登ろうという魂胆。フロントディープのままなのは、前半の集団走行ではエアロ効果がほしかったため(あと、カーボンスポークが割れて入院中のため)。一夜漬けでしたがこれがなかなかよく嵌って、一番きつい斜度の区間もそこそこ回せました。それでもかなりの人に抜かれつつ、あれよという間に残り500m。ここからすぐひとつキツい坂があるので、すぐにスパートは掛けず、その坂をきっちりクリアしてからおもむろに加速。何人かパスできてゴール。10秒前にいたKさんには最後まで追い付けず。

(快晴すぎるゴール地点)


ゴール後はハルヒル名物おもてなしを、暑い日差しと達成感のなか堪能。Kさんやさんにえさんと健闘を称え合いました。結果は45:22。練習量を考えると妥当な結果です。集団には神社前まで食らいつきたかったですが、今はこれが限界でしょう。


下山は集団ではなく、Kさん、Kさんと同チームのMさん、さんにえさんと東側から降りました。下り基調のはずなのに時おり謎の登りが出てくるので、さんにえさんとアタック合戦をして楽しみました。しかし鋭いアタックだ…勉強になります。麓の会場に戻ったあとは会場の屋台で昼食的なものを済ませ、さんにえさんとジェラート屋に行き高崎駅で解散。

(下山時の一枚。こちらもいい景色)


レース前日のテンションが嘘のような楽しい二日間を過ごせました。ここのところ自転車のモチベーションが下がりっぱなしでしたが、このレースでかなり気力を取り戻せました。走っている最中はひたすら、目の前の坂をどう登るかだけに集中できました。走っている最中は苦しいけれど、走りきった瞬間に楽しい思い出に変わるのがヒルクライムレースのいいところです。そしてハルヒル特有のホスピタリティ感溢れるおもてなし。運営も非常にそつがなく、地元ぐるみで声援も温かい。本当に良いイベントだと思います。初心者の方にもオススメです。

最後に、二日間お相手いただいた方々ありがとうございました!

(来年もぜひ走りたい)

第4回榛名山ヒルクライム タイムトライアル編

もはや富士HCに並ぶ規模のレースイベント、榛名山ヒルクライムに今年も参加してきました。


<結果>

    • 順位:177位 / 287人
    • タイム:11m04s
    • 平均速度:36.1km/h
    • 平均心拍:178bpm
    • 平均ケイデンス:101.1rpm
    • Average Power:246.7w
    • Normalized Power:260.7w

<スペック>


<参加賞>

前回のもてぎエンデューロあたりから体調を崩してしまい、GW明けは完全な風邪により平日の練習量がた落ち。なんとか週末には山に登れるあたりまで回復したものの、今度は喘息が発症。ハイブリッドローラーからは謎の異音。ペダリングモニターは謎の故障(翌日にはなぜか復活)。と、様々なイベントに振り回されながらあれよという間にレース前日。喘息も完治せず、前日はほぼ諦めの心境で、HCはともかくTTは苦しいだけだし結果もさんざんだろうし、出ないで受付だけ済ませようか否かという弱気。どうなる。



土曜日は5時くらいに起床して榛名湖へ。8時前に到着したらなかなかの人入り。どうしようどうしようと思っていたらいつの間にか受付と試走を済ませレッドブルを飲みレースに整列している自分が居ました。なんかこう、会場に来てレースに出ないのは魂的に負けている気がする。むしろボロボロのコンディションでどれだけ踏めるか試してやる。そう思ってたと思います。榛名湖をおよそ半周して折り返す、去年と同じコースでおよそ7km。途中でゆるやかな登りあり。天気は快晴、やや横風。


スタート直後はスタンディングで一気に加速し下ハンに持ちかえて巡航モードに。ここからひたすら苦しみとの戦い。登りの少し手前で前の人に抜かれてしまいました。呼吸していると血の味がする。うーん、こんな苦しい場所になぜ居るのだおれは。踏み切れている感じがない。やっぱりどこか抑え目になってしまっている。きつすぎて復路の下りではちょっとだけ脚を休めてしまいましたが、また踏み直して巡航。沿道からの応援が嬉しい。遅いながらもゴール前ではいっちょまえにスプリント的立ち漕ぎでフィニッシュ。手元のサイコンで11分ちょうどくらいか…。去年も全く同じ想いでしたが、こんなにキツいレースは無いですね。4時間耐久の方がまだマシだ。


喘息でゲホゲホしながら待機場所に戻ると、フォロワーさんのチェレステさんがいらっしゃったのでご挨拶。10分ジャストくらいとのことで、流石の速さ。さらにショップ仲間のKさんも戻って来られてお互いの健闘を称えました。ん?なんか楽しいぞ。死ぬかと思ったけど生き残ったら楽しい。走って良かった。リザルトは177位、今のコンディションを考えると順当でしょう。

<ゴール地点。苦しい顔の人しか居ない>


レース終了後はおもむろにリアのスプロケを取り外し、R-SYSへ換装(スプロケ1個しかないので)。フロントはディープのままでリアをR-SYSという謎ハイブリッド装備。こいつで一度神社まで下り、神社からゴール地点までの試走を兼ねてちょっと感触を確かめました。一緒に試走したKさんと榛名湖沿いの喫茶店でカツカレーを食べたのち榛名湖を回復走的に一周し解散しました。天気がよくて風は適度に冷たく気持ちがいい。



まだ夕方にもなっていない時刻だったので、車で麓(翌日のヒルクライムスタート地点)のほうの会場へ向かいブースを物色することに。セールのタイヤを指をくわえて眺めていたらフォロワーさんのさんにえさんが声をかけてくれました。先月一緒に試走しましたが、ロングライドからショートクライムまでその実力は間違いなく上位クラス(というか自分は試走で千切られました)。しばらく談笑し、明日のお互いの健闘を祈り別れました。その後はセールのタイヤを購入(Vittoria DIAMANTE PRO 195g)。そしてさっそく装備する(1時間近くかかりました。硬かった…)。夜はその辺のラーメン屋で済ませ、9時前には宿のベッドに着きました。昂ってやはり寝付きが悪い。…というか、いつの間にかやる気がみなぎっている。ヒルクライム編に続く。

<下界のブース風景>