第6回 まえばし赤城山ヒルクライム エキスパート

群馬県赤城山を登るヒルクライム大会に出場してきました。


<結果>

    • 順位:エキスパートクラス19位 / 260人くらい
    • タイム:1h05m03s
    • 平均速度:18.9km/h
    • 平均心拍:175bpm
    • 平均ケイデンス: 82.8rpm
    • Average Power:266.1w(高めに出てる疑惑)
    • Normalized Power:273.6w(高めに出てる疑惑)


<スペック>

    • フレーム:SWIFT Carbon UltraVox Ti(2015)
    • コンポ:Dura-Ace&9000系
    • 車輪:F R-SYS(Continental Supersonic), R ZIPP 202 Firecrest Carbon Clincher(Panaracer L Evo3)
    • その他備品:パイオニアペダリングモニター、ボトル(CCDドリンク)
    • 重量:6.8kgくらい?
    • 朝食:おにぎり2つ、サンドイッチ
    • サプリ:Vespa,2run,アミノバイタルゴールド
    • 補給食:Mag-On(カフェイン25mg入り)


レース前日はまえばしクリテリウム(市街周回レース)があったので観戦のため昼前に会場入り。ショップのkさんが出場していたレースがちょうど終わったタイミングで合流し、さらにツイッターのさんにえさんも合流し3人で観戦。クリテリウムは周回のため、選手が走るのを何度も見られるので観戦していて楽しいです。観戦後はさんにえさんと受付を済ませ、前橋駅前で夕食…を食べようと思ったらぜんぜんお店がない。NUWAー。kさんが見つけてくれたビッグボーイで夕食。3人で話していたらいつのまにか20時前になっていたので、明日の朝食を調達するためにコンビニへ。おにぎり・サンドイッチ・パンの棚がスッカラカン。 NUWAー。自分たちと同じように明日のヒルクライムに出場する参加者が買っていったのでしょう。その後違うコンビニで無事食料調達できてなんとか事なきを得ました。ホテルに着いて22時頃就寝。



疲れからか、目覚まし設定の4時まで熟睡。自分にしては珍しい。ホテルにクルマを置いたままにできたので、自走でスタート会場へ。雲はあまりなく、快晴といってもいいくらいの天気。kさん、さんにえさんと合流しスタート時間まで喋って待つ。お二人は年代別、自分はエキスパートクラス。なぜだ。じつはエントリー時にクラスを間違えてました。そしてそれに気付いたのはレース2日前。明るい未来が見えない。まぁ年代別だとしても千切れるまでついていく基本戦略は変わらないので、まぁいいか、死ぬまでの時間が多少早まるだけだと腹をくくりました。会場ではツイ友のモカさんご夫妻とお会いできたのでご挨拶。モカさんもエキスパート初出場らしいのですが、自分のようなうっかりではなく自信を持っての参戦。カッコいい。


本日の装備はフロントR-SYS, リアは新兵器 ZIPP 202 Firecrest Carbon Clincher。脳筋なのでテストなしのぶっつけ実戦投入です。ヒルクライムよりもむしろロードレースやエンデューロ用途で買いましたが、うっかり今日に間に合ってしまった。リアだけにしたのは、フロントはなんとR-SYSのほうがわずかながら軽かったことと(なぜ下調べをしなかったのか)、下山に不安があったためです。会場まで走った感じでは、かなり軽やかに回せるなーというフィーリング。


アップはしていないので少々身体が重いも、体調そのものは悪くない。ただし乗鞍からまともな山練は一度もなし。エキスパートクラス。人外な方達が跋扈する魔界にただの人間が戦えるのだろうか。そんなでスタート。


エキスパートはグロスタイム形式のためみんな同じスタート時間になり、着順がそのまま順位になります。なので前にいた方が若干有利。ちょっとでもそのアドバンテージを得るべくスタート直後にせこせこと前にポジションアップ。でも計測開始地点はどこだろう。NUWA-。よくわからないので適当な場所でサイコンもスタート。最初は多少緩めの斜度がひたすら続くため集団にいるのが絶対有利です。前10番手くらいまでポジションをあげてキープ。序盤のペースは思ったより速度は速くなく、どうやら即死は免れた模様。アタックをかけた人たちが数名いるも、ほどなくして吸収されたりどうこうしているうちに結構進んでいる。10分ほどして後ろを振り返ると、まだ結構な人数が集団になっている。そしてじわじわと、本当にじわじわときつくなってくるペース。赤城山のコースは斜度の変化がほとんどなく、それでいて進むにつれて段々斜度が上がっていくビルドアップ方式です。斜度がきつくなっていくのに先頭のペースが落ちない。じわじわ削られていく脚。心拍もいつのまにか180を指している。だんだん水温が上がっていく鍋に放り込まれたカエルのような気持ちになります。


そしてスタートから20数分の時点。ほんのちょっとずつ、自分と集団との差が開いていく。もうちょっとパワーがあればついていけるのに…。くやしい。そのとき集団は20人くらいだったでしょうか。おれはもうだめだ…あとは後ろの方達、おれの事はいいから前に進んでください…さようなら…。と思って後ろをみると誰もいない。これはまずい。一人旅パターン。どれくらい踏めばいいかペースがよくわからなくちょっと焦るも、心拍数を一定に保つ走法でいくことにしました。1人でぼっち走していると、後ろから『リョウテンさんですか?』と声をかけていただく。フォロワーさんのmatさんでした。そのままmatさんについていく。これは良いペース。とても…有難うございます。その後もう1人、上がってきた方と合流し3人旅に。斜度が緩い場面でお二人がしっかりペースを保ってくれるのでタレずに走れました。3人で抜きつ抜かれつ併走しているうちに残り2kmほどに。ここからmatさんがペースアップ。ぬわー。がんばってついていく。残り500mほどは開けた直線になっており、苦しいながらもテンションが上がる。ここで最後のアタックだーと思い全力で踏み込む。なんとかお二人をパスしつつゴールできました。お互いの健闘を讃え合うも、65分はギリギリ切れなかった様子でちょっと(´・ω・`)。でもヒルクライムでスプリントフィニッシュは気持ちよかったー。空も快晴ですばらしい景色。ゴールの天気がよいヒルクライムは最高です。下山荷物預かり所へ向かってほどなくしているとkさんとさんにえさんもいらっしゃったので3人で下山。さんにえさんはぼくより13秒ほど速く、65分を切っていました。流石です。



リザルトは19位。初めてのエキスパートにしてはそれほど悪くない結果でしたが、65分は切っておきたかったので地力が足りませんでした。また今回先頭から千切れたとき、じわじわと離されていってしまったので、あともうちょっとパワーがあれば…とかなりの悔しさが。ベースをもっと鍛えなければ。ともあれ、レースはレースでめいっぱい楽しみました。コースの要所で激励の看板があったり、警備を含めスタッフの方達もひじょうにフレンドリーで地元密着の温かさを感じました。会場のグルメも充実しており、つい食べ過ぎてしまうほど。また参加したいと思える大会です。