2016 秩父宮杯 市民A

自分にとっては3回目の秩父宮杯。今回はランクを上げて市民Aの部に臨みました。


<結果>

    • 順位:11位 / 62人完走
    • タイム:1h11m54s
    • 平均速度:35.8km/h
    • 平均心拍:168bpm
    • 平均ケイデンス:93.7rpm
    • Average Power:191.6w
    • Normalized Power:247.0w

<スペック>

    • フレーム:SWIFT& Carbon& UltraVox Ti(2015)
    • コンポ:Dura-Ace&9000系
    • 車輪:EQUINOX SP50 & Vittoria Corsa Evo III
    • その他備品:パイオニアペダリングモニター、ボトル(CCDドリンク)
    • 重量:7.0kgくらい?
    • 朝食:おにぎり2つ、サンドイッチ、チョココロネ
    • サプリ:Zen虎,2run,アミノバイタル
    • 補給食:Mag-On(カフェイン25mg入り)


3回目の出場となる本大会、今回は無謀にもBからAへランクアップして臨みました。無慈悲にも雨予報だったので、少しでもリスクを減らすべく前日受付ついでに下りの試走。鋭いカーブが2カ所程あり、路面がドライでもそこそこ怖いのに雨が降ったらどうなってしまうの…。飯能に宿をとったので、近場で夕食を食べて22時ころ就寝。


あまり眠れず6時頃起床。外は厚い雲。予報も変わらず雨で、テンションが上がらないまま秩父へ。現地が雨なら即DNSだったのですが、着いてみると曇りで、ときおり雨粒がパラつくもののなんだかギリギリ保ちそうな予感がします。テンションはイマイチながら自転車を組み立てて会場へ。会場ではショップメンバーのKさんと、ツイ友のチェレステさんとお会いできたのでご挨拶。共にAクラス、お互い最後まで生き残りたいものです。柄にも無くお腹が痛くなってしまい、開会式をほっぽりだしてトイレへ。ちょくちょくパラついてくる雨にビクビクします。レースが終わるまでは保ってほしい…。とにかく平時以上に、いのちだいじにをモットーに。ちなみに今回の装備は両輪50mmディプーリムにしました。硬いので後半脚に来そうですが、自分の脚力(のなさ)を考えると、平地と下りの空力は捨てがたい。


10時に号砲が鳴りスタート。最初は周回コースに入るまでパレードラン。とはいえそこそこの速度が出るので油断ならない。スタート時は80人くらい?の中やや前くらいに位置していたので、隙をみて前方へポジショニング。低かったテンションも、走り始めると上がって来ました。集団走行楽しいなー、レースじゃなくてもやりたいなーなど暢気な事を考えながら走っていました。周回コースに入り、一旦ストップしてからのカウントダウン。そしてリアルスタート。


スタート地点からすぐ最初の登りに差し掛かります。秩父宮杯の最大の難所であり勝負どころがここ、登り→下り→すぐちょっと登り返し→下り、という登り2つの区間。これを周回で計4回繰り返します。ここをどう捌くか。自分は平地より登りのほうがまだやれるので、ここで前にポジションを上げて行く作戦。最初は15番手くらいで山頂通過。そして恐怖の下り。カーブが鋭いのでなるべくインに入りやり過ごします。さすがに下りでは集団はばらけましたが、2つ目の下りを終えて平地になるとまた再び集団化してプロトンで進みます。思ったよりペースも上がらず、集団内ならサイクリング風味。これは有り難い。次の登りまでにしっかり脚は回復できそうです。ただ、先行してスタートした高校生クラスがときおり落ちてくるので、ちょっとヒヤっとする場面も。また、集団内で前にいても、油断するとみるみる順位が落ちていってしまうので、隙をみてこまめに前に出直すようにしました。


2周回目のアップダウンも無事に捌き、3周回目の登りでは2番手くらいで通過し最周回。意外と集団ペースが上がらない。自分にとっては有り難いけれど、これでいいのだろうか…みんな脚が残ってるんじゃないか?このころ自分は10番手くらいでしたが、後ろを振り返るとけこうまだ沢山残っている。長い平地直線に差し掛かるあたりで、2人の逃げが発生。カッコイイ(羨望の眼差し)。しばらく眺めていると、意外と追いつかない…というか差が開いていく?なぜか容認しているようなので(のちのち考えると逃げを送り込んだチームの作戦でしたね)、自分もそのまま集団内でアンブッシュ。逃げは一旦忘れて、自分の走りに集中。このポジションを保てればそこそこ行けるはず。登り手前ではみんなが前方へ殺到しちょっとコワイながら、集団外側に位置取りながら最後の登りへ。


さすがに4回目ともなると脚に来る上に、集団も登りペースが上がって来ますが、平地があまりきつくなかったせいかなんとか先頭集団に離れず登りきれました。そのまま下りへ。かなりウェットで怖いながら、最後なので頑張って攻めてみるも、だがしかし登り返し手前で後続に追いつかれる。NUWA-。なんでみんな下りそんなに速いの…。追い越された小集団の最後尾についていく。10人くらいだろうか?流石に大集団は崩壊したのか…。前にいる人数を数える余裕がまったく無い。この位置なら千切れてもそこそこの順位かな…と一瞬頭をよぎりましたが、そんなわけねーだろ!やるなら最後まで全力の全力だ。そう思い踏み直す。ぜーぜー言いながら最終コーナーに突入し、最後の直線前まで生き残れた。残り300m。去年は早仕掛けをして失速したのでこらえて待つ。200mを越えたところからスプリント開始。みんな速い。NUWA-。100m。抜いたり抜かれたりしながらアーチをくぐりゴール。前に6人くらいいたのかしら…。近場の人たちと検討を讃え合いながら待機場所へ。


ゴールから待つ事1時間。結果は11位。けっこう前に人が居たようでした。数える余裕が無かったのも含め実力不足ですね。自分は力を出し切った最後のスプリントパワーが不足している事を、今回はっきり感じました。高強度領域をもっと鍛えなければ。とはいえ、ポジショニングは今回かなり想定通りにやれた(ほぼずっと前目で展開できていた)のと、最後の集団スプリントまで脚攣りもなく参加できたのは良かった点。なによりも、どんどんウェットになっていく下りを無事にこなせて完走できたのが良かった。無事故で終われるのが一番です。なお1位2位は逃げを決めたようで、素晴らしいの一言。カッコいい。


今回は雨模様ということもあり危ない場面もありましたが、適度なアップダウンがあり、どんな脚質でもチャンスがあるこの秩父宮杯、走っている最中はものすごく楽しかったです。集団の駆け引きやポジショニングの妙、そして集団スプリントはヒルクライムでは味わえない楽しさがあります。来年は入賞に絡めるように頑張ります。いや、来年の事よりも、まずは来週の赤城山HCを頑張らねば。