第13回 Mt.富士ヒルクライム

2年ぶりにMt.富士ヒルクライムに出場してきました。



(レース前日;忍野村にて)


<結果>

    • 順位:年代別23位 / 957人くらい 男子総合96位 / 7,239人
    • タイム:67m14s
    • 平均速度:21.3km/h
    • 平均心拍:170bpm
    • 平均ケイデンス:83.6rpm
    • Average Power:238.8w(故障気味のため信憑性に疑問)
    • Normalized Power:243.3w(故障気味のため信憑性に疑問)


<スペック>

    • フレーム:SWIFT& Carbon& UltraVox Ti(2015)
    • コンポ:Dura-Ace&9000系
    • 車輪:F EQUINOX SP50, R Mavic R-SYS
    • その他備品:パイオニアペダリングモニター、ボトル(CCDドリンク)
    • 重量:7.0kgくらい?
    • 朝食:おにぎり、サンドイッチ、あんぱん
    • サプリ:Zen虎,vespa,2run,アミノバイタル
    • 補給食:カーボショッツ、Mag-on

 前日受付のある土曜日に向け、金曜日は定時ダッシュして準備。チェーンの交換と本体を軽く掃除したあと、フロントを再び50mmディープに換装したため、ブレーキシューを交換。…シュー留めのネジ穴が舐めている。ぬわー。幸いにも67アルテの舟があったため交換し事なきを得ました。しかし数グラムの重量増。おのれー。まぁ今気づいてよかったというべきでしょう。


 土曜日はあまり眠れず5時過ぎに起床。ちょっと早いかと思いつつも富士吉田へ向け出発。この時間なら大丈夫だろうと思っていたらちょっとだけ渋滞に巻き込まれNUWA-。みんな朝はやいのね。談合坂SAで小休憩し再出発。8時半ころには北麓駐車場へ到着しました。だらだらと準備をして10時前にスバルラインの試走開始。試走というか調整というか。最初の20分だけはレースに近いペースで心拍をあげ、あとは流しで。キリのいいところで…と思っていたら結局4合目展望台まで登ってしまいました。休んでいるとなかなかの寒さ。下山中もけっこう寒かったです。これは明日の下山はしっかり準備が必要そうだ。

(虎のぬいぐるみ、けっこう良くできてます)


戻るとちょうど12時頃だったので、ショップメンバーのKさんと合流しブースをうろうろ。セール品を物色したりマッサージ(販促ですが)を受けたり。KさんのチームメンバーのMさんもいらっしゃったので3人でほうとうを食べに行き、宿へ。偶然にも二人と同じ宿でした。忍野の辺りなのですが、このあたりはのどかな雰囲気で富士山が裾野から見渡せてよかったです。ゆっくり自転車で回るのも癒されそう。

(明日の好天を予感させる)


20時半に床に着き、いつも通り寝たか寝てないんだかはっきりせず2時起床。なんか手が怠くて起きました。さらに昨日の試走をちょっと長くやり過ぎたせいか太股が軽く筋肉痛。NUWA-。3時に準備をして宿を後にし駐車場へ出発。4時過ぎに駐車場へ到着しローラーにてアップ。いまいち心拍の上がりが悪い。脚の回りも悪い。無理矢理95%くらいまで上げて、計20分で終了させました。その直後、お腹の調子があまりよろしくないことに気づく。駐車場のトイレはかなり待ちそうだったので、会場へ出発。会場へ着くとすでに多くの自転車が整列していてNUWA-。かなり最後方くらいになりました。レース前から戦いは始まっていた。荷物を預けてトイレへ行き、無事事なきを得ました。朝も一回行ったのに…。KさんとMさんを見つけてご挨拶。その後フォロワーさんのさんにえさんが見つけてくださりご挨拶。ニューホイールで臨むらしいです。空は良く晴れていて、これは雨の心配は無さそう。ありがたい。主催者選抜、ジュニア+女子のあと自分の第3ウェーブがスタートしました。

(朝焼けが綺麗でした)


(人の多さよ)


今回目標は特に無く、あえていうなら今の全力を出しきること。ゴールド(65分切り)は難しいと考えていたので、そうすると戦略も特に無く、先頭集団に付いていくか、無理なら近い脚の人を探して一定ペースで走る。ターゲットパワーもタイム目標も無し。でもやる気がないわけではなく、むしろやる気は満ちているほうでした。寝不足も走り出せばまったく関係なくなりますし。そのためか緊張はしておらず、悪くないテンション。レースでこんなにリラックスしているのは初めてかもしれない。なお装備はハルヒル同様のフロントディープ、リアR-SYSのアシンメトリー(?)。天邪鬼のつもりはなく、前日試走で登ってみたら斜度に対するフィーリングが良かったので。ボトルケージもひとつ外して若干の軽量化。

(これでも真面目なホイール構成)


計測地点はスタートアーチからちょっと登った先にあるため、そこまではパレードランめいたペースです。わりと後ろからのスタートだったので、ちょいちょいポジションをあげていきたいところ。Kさんがけっこう前の方に見えたのでまずは脚力の近いKさんに合流することを目指しました。『5合目まで24km』のマイルストーン地点から計測開始。やはりそこを越えると集団のペースが上がります。とりあえず着いていく。でも飛ばしすぎてもいけない。このコースは序盤がきつく、また24kmの長丁場なので、後半に向けてある程度温存していかなければHP0になる危険があります。温存には自信がある。…しばらく進みますが、あんまり速いペースじゃない。というか、なんか前が混んでてペースを上げづらい。NUWA-。思ったより後ろからのスタートをしてしまっていたようです。やっぱり人が多いとこうなるのか。

(24kmはやっぱり長いです)


1合目駐車場でようやくKさんに追い付き、そこから一緒に登る。まずは自分が前を牽き、同じようなペースかやや速いペースの人が居ればその人に付いていく作戦。…そういう人がいない。NUWA-。さらに、他の人にとっておれのペースが最適だったようで、後ろをみるとけっこうな人数で集団ができている。ときおりKさんが先頭交代してくれますが、いっこうに良いペースの人が現れない。自分が先頭だとわりと抑え気味になるけどいいのかなー。サイコンは見ないので、呼吸の具合でペースをつくる。そんなパーティで2合目、3合目とこなしていく。3合目あたりのちょっと緩やかな斜度で後ろから速い人が一人きたので後ろに着かせて貰おうとしたら全力で拒否のコース取り。そんなあからさまに拒否しなくても。失うものなんて無いんだし、みんなで回しましょうよ。この辺りでカーボショッツを補給し後半に備えました。


4合目手前?あたりでKさんが前を牽いてくれていると、見覚えのある天海春香ジャージが前方に。あれはまさしくさんにえさん。あとから聞くと、中くらいのポジションでスタートし、一緒のペースの人がいなかったため一人で黙々と上っていたようです。「協調しましょうか!」「やりましょう!」。で、おれ、Kさん、さんにえさんの3人などで前を回していく。これは熱い展開で相当テンションが上がりました。なぜならレース前のツイートで『協調できたらしたいですね!』と言ってくれていたので。レース中もどこに居るかわからなかったので、まさか合流できるとは思っていませんでした。最後の補給Mag-onを使い気合いを入れ直す。4合目のスプリット開始地点では『ここからもがけ!』の看板通りにもがきを見せるなど余裕のあるさんにえさん。かなり良いペースで坦々と牽いていくKさん。これは…楽しいぞ。快晴の景色を見る精神的余裕も生まれました。


何度か交代をしながら4合目を越え、一ヶ所キツい登りを終えたあとは平坦ゾーンへ突入。最初は自分が牽き、そのあとさんにえさん「回しましょう!」と言いながらずっと一人で牽いていく。しかも速い。さすがです。集団はぼくら3人を含む7人ほどでしたでしょうか。きつい。千切れそうだ。でもあとちょっとだ。そのまま平坦区間を越えて最後の500m登り(とてもきつい)。協調はここまでだと言わんばかりに、登り始めからずっとダンシングで先頭を進むさんにえさん。NUWA-。なんという強さ。自分も回転を上げて追いすがりダンシングで迫るも数秒追い付けずフィニッシュ。すぐ前にいたさんにえさんと握手をしながらのガッツポーズを決めました。いやー楽しいゴール前バトルだった。こんなに楽しいヒルクライムは初めてかも。

(誰もが必死で熱くなるゴールアーチ。)


5合目はまごうことなき快晴。下山装備が要らないくらい暖かかったです。おれとさんにえさんは下山装備を受け取ったらすぐさまプロテインバーを摂取(意識高い)。写真を撮るなどしながらゴール後の健闘を称え合いました。さんにえさんの知り合いの方などとも談笑し、ほどなく下山へ。リアがアルミリムであることもあり比較的安全に下ることができました。下山後は富士HC名物吉田うどん。これが染み渡る。KさんMさんと一緒に食べながら談笑しました。

(ワークアウト後はタンパク質だ)


会場で待てど暮らせど出て来なかったリザルトは、67:12,年代別23位 総合96位。うちの年代別だと、65分のゴールドを取っても入賞できないようでした。雲の上である選抜クラスは8位入賞まで全員60分切っている。年々レベルが上がっていますね…。2年前の自分のリザルトは73分だったのでそこから6分縮めることができましたが、ゴールドまではまだ2分半。まだまだ遠い道のりです。今回はレースの内容がすごく楽しくて、リザルト以上に充実したイベントになりました。ご一緒していただいた方々ありがとうございました!