第17回 もてぎツインリンク100kmサイクルマラソン

正月からレースに出場してきました。8年くらい前にクロスバイクを買ったお店で、このイベントのポスターがあって、当時は「正月からこんな酔狂なイベントに参加する人がいるのかー」と思っていました。まさか自分が参加する日が来るとは…。


<結果>

    • 順位:年代別2位 総合20位くらい?
    • タイム: 2.22.46
    • 平均速度:42.3km/h
    • 平均心拍:161bpm
    • 平均ケイデンス:92
    • Average Power:197.9w
    • Normalized Power:238.3w


前日は大洗付近をゆるポタし、水戸のホテルに宿泊。やはり三ヶ日であるせいか、水戸の町は閑散としておりなんだか寂しい気持ちになります。どうもレースという気持ちが湧いてこない。こんなテンションで明日走れるのか。早めに床につくもあまり眠れず。


朝は5時前に起床。寝たか寝てないかよくわからない。いつものことですが。ツインリンクへは開門の6時半ちょっと前に着くも、すでに長蛇の車列が。みんな早いな…おれもだけれど。無事第一パドックの駐車場へ入れることに成功。受付を済ませ試走しました。3番乗りくらいに試走したせいか、コース独り占め。要所で降りて写真を撮る贅沢なひと時を過ごせました。


1周だけ試走したあとは補給の準備とローラーでのアップ。アップが終わったころ、フォロワーさんのチェレステさんが挨拶にきてくださりました。見つけてくださりありがとうございます!談話しつつ、時間になったので整列へ移動。前3列目あたりのいいポジションをゲット。そしておもむろにトイレへ小走り。前回のような尿意との戦いは避けたいところでした。天気は快晴、風は穏やか。ウェアはインナー2枚とロングジャージ、下は裏起毛ビブ。気温は今時分にしては高く、秋用ウェアでもよかったくらいです。手袋も重ねる必要なし。非常に良いコンディションのなかスタート。今回の目標は表彰台でした。夢はでっかく、言うだけなら基本無料。


今回のレースは100km。サーキットを21周します。先頭集団だと時間にしてだいたい2時間半になる模様。1時間や4時間は経験があるのですが、この時間帯は経験したことがない。補給もどのくらいかよくわからず、とりあえずは足攣り対策を重点にセレクト。2run x 2、Mag-on,ワンセコンド、梅丹の黒、アミノバイタル リフレッシュチャージ、カーボショッツ。CCDドリンク。出走直前にVespaとZen虎。


<1時間目>
ローリングスタート形式なのですが、最初の1周は丸々パレードラン。2周目にリアルスタート。一気にペースがあがる集団に飲み込まれ後方へ。ぬわー。整列時の良いポジションとは一体なんだったのか。最初はまぁいいかと思い、後方へアンブッシュ。そして頃合いを見てポジションを上げようとするも、なかなか前に行くタイミングが掴めないので常に50番目くらいをうろちょろ。けっこう先頭まで遠いなーと思いながらも呑気に潜んでいました。潜んでいるとはいえ、秋のもてぎ時よりも立ち上がりのインターバルが強く掛かっています。時間が短いんだから当然か。

(試走時より1枚。周回を重ねる毎に辛くなって行く登り坂)


<1時間半目>
先頭ではセレクションをかける様子もなく、淡々と進む。淡々とはいえ、激しくポジションアップの動きが常に掛かっています。秋のもてぎ時より集団が活発です。のほほんとしていたら最後の勝負に残れないかもしれない…。表彰台に乗るなどと大口叩いておいて、後方うろちょろしていたら知らぬ間に中切れしてて先頭に残れませんでした。…なんて恥ずかしい事はできぬ。そう焦り始め、登りで番手を上げていくことにしました。それにしても、どの場所でもあんまり楽できるポイントがない…。下りもわりと踏まないと千切れそうになる。体力にはまだ余裕がありますが、ポジション取りがめまぐるしく忙しない。気が抜けません。


残り7周くらいでアタックがかかり、10人ほどが先行。あかんという感じでこれまたエキスパート勢と自分を含む10人ほどで追う。ところがローテがなかなか上手くいかない。バラバラだー。ぬわー。一周したあとの登りでなんとか吸収。この動きで集団崩壊したかなと後ろを見たら相変わらずの大集団でぬわー。無駄足を使ってしまった。難しい。耐久の時とはまったく違う展開です。

(試走時より1枚。全然楽じゃないS字下りカーブ)


<2時間目〜フィニッシュ>
ラストに向けてだんだんペースが上がっていきます。あと何周かよくわからなくなりペース配分に悩む。脚は登りでピクピクしているがなんとか最後まで保ちそう…かな?ここらで補給食でも飲もうかなと思ったらカランカランと鐘が鳴っている。いつのまにかラスト一周。NUWAー。とたんに前方に殺到し横一杯に広がる集団。怖い。てかまだこんなにいるのか。自分は30番手ほどで、見回すと前には同じ緑ゼッケン(自分と同じクラス)が3人ほど見える。あとはほとんどエキスパートの赤ゼッケン。緑の人たち、みんな体格がよくスプリントに強そう。勝つならば先行逃げ切りしかないか…。しかしながらこの殺気立った状況では前にもなかなかいけない。ポジション取りもまた技術。これがロードレースの難しさ…。


下りトンネルからのカーブ立ち上がりでまたも前方に殺到…のちょっとあと、左前方で落車が!ぬわー!自分のラインには影響なかったのでほっと安心しつつ、気遣う余裕も無く踏む。前には20人くらいだろうか?バックストレートでさらにペースアップ。きつい。緑ゼッケンの人がひとり、ビューンと前へ。ここはあえて無理に追わず、ホームストレートのスプリントで追いついてやろうと思う。というか追えない。最終直線でスプリント開始。足はビクンビクンしているけれどなんとか踏める。が、なんかゴール前混んでで追いにくい。ぬわー。混んでる合間を縫いつつ踏むも、ついに半馬身ほど追いつけずゴール。NUWAー…とても悔しい。…けれどそもそもバックストレートの時点で追える脚があれば。当たり前ですが、結局は自分の実力不足。順位は、他に緑の人がいなければ2位だと思うけれどよくわからない。そのままクールダウンで1周してピットに戻りました。

(試走時より1枚。実は若干登りのホームストレート)


速報はすぐ掲載され、結局2位でした。結果的にスプリントまで勝負できていたようです。素直に嬉しい。そしてロードバイク人生2回目の表彰台に乗る事が出来ました。今年の目標『表彰台に上がる』を早くも達成。今回は最初から最後まで大集団で、テンションも秋のようなのほほんとしたものでなく、特に最終周は殺気立っていてちょっと怖かったです。本来レースというのはこういうものかもしれませんが…。


反省としては、やはり高強度でもっと耐えられるようにしなければという所。あとは、ボトル2本積んでて1本丸々余ってしまった事です。補給食も2個ほど余ってしまいました。気候は穏やかで体調も良好、新春から楽しい時間を過ごす事ができました。落車事故に遭われた方々には大事なきことをお祈り致します。


<朝食>
納豆巻きおにぎり、五目おこわおにぎり、サンドイッチ、チョコ蒸しパン半分、アンコの和菓子

<補給食>
2run x 2、Mag-on,ワンセコンド、カーボショッツ。CCDドリンクとアミノ5000ドリンク。レース直前にVespaとZen虎。