第63回 秩父宮杯埼玉県自転車道路競走大会 出場してきました

去年に引き続き、秩父宮杯 市民Bクラスに出場してきました。


<結果>

    • クラス順位:7位 / 72人中
    • タイム:50分15秒.361
    • 平均速度:38.68km/h
    • 平均心拍:172bpm
    • 平均ケイデンス:93.3rpm
    • Apower:230.9w
    • nPower:279.5w


<スペック>

    • フレーム:Eddy Merckx EMX-1 (2010)
    • コンポ:Dura-Ace 9000系
    • 車輪:EQUINOX 50SP
    • その他備品:CCDドリンク、パイオニアペダリングモニター
    • 朝食:おにぎり、ピーナツパン、サンドイッチ
    • 補給食とサプリメント:ZEN NUTRITION 虎、梅丹2run、Vespa pro, カーボショッツ
    • 車重:たぶん7.5kgくらい(ドリンク除く)

 受付は前日に済ませ、飯能の宿に宿泊。21時前にはベッドに入りました。相変わらず緊張のため寝たか寝てないか良く分からないまま5時過ぎに起床。疲れはあまり感じなかったのでちゃんと眠れた事にしましょう。天気は予報通りの晴れ時々曇りらしき空。晴れると気温が上がりそうですが、雨より百万倍マシです。7時前に選手駐車場へ到着。仮眠でもしようかと思いましたが、色々準備しているうちに出走シートへの記載時間が来てしまったので受付へ。シート記入後、ウォーミングアップがまだだったのでその辺を軽く走っていたらあれよという間に整列時間に。なんとも忙しないスタートになってしまいましたが、疲労は無く体調は上々。気力も十分。自分のコンディションだけ言えばかなり良い感じ。去年は6位だったのでそれ以上を狙いたい所でした(過去完了形)。ただし今回は去年と違って逆の周回コース。どう影響するのか…。9時ジャストにスタート。10.6kmの3周回コースです。


 自分の数少ないロードレース経験ながら学んだ事の1つに『きつくてもなるべく先頭に付いておけ』というのがあります。カーブや下りで集団が縦に伸びるので、なるべく前に居た方がトップとの距離を縮めるための脚を使わなくて済むというもの。今回はそれを忠実に実行する事に決めていたので、スタートからすぐ8〜10番手くらいに着きました。これくらいの位置なら先頭牽くこともないかなーという、何とも小賢しい戦法。とはいえ潜み続けているとあれよという間にポジションが落ちて行ってしまうので、それを防ぐべく外側のほうを確保。最初はあまり動きもないかな…と思いきや、序盤の下り返しで2人が逃げのアタック。なんという男前。集団も積極的に追う事もなく、まぁそのうち追いつくだろうと思いそのまま集団内に潜みました。前半の平地はあまりペースが上がる事も無く、淡々と走ります。平地の長い直線で逃げを吸収すべく『ローテローテ!』のかけ声が。というわけで集団皆で先頭をローテーションしながら逃げとの距離を縮めていきました。そしてこのコース最恐の登り2セット区間へ突入。


 短いながらもガツンと登る山岳(?)が2つあります。1周回目からけっこうなペースで登る集団。なんとか食らい付いていき、下りも前目の方でクリア。そこからの登り返しがまたキツい。まさにインターバルのようなアップダウンです。2個目の山岳からの下りを終えたあたりで逃げを吸収し、平地は割とゆるやかペースで淡々と走る集団。チームっぽいジャージの人たちが牽いてくれるのでそれに甘えて集団内でコソコソしてました。もちろん多少は先頭で牽くこともありましたが…。2周回目の長い直線でカーボショッツを補給し、再び山岳2本をクリア。そして最周回へ。


 最周回はペースが多少上がるものの、やはり最後の登りで脚を温存しておきたいためかそれほど集団の速度は上がらず。自分としても登り切る脚は残っていそうな感触はありましたが、2回登ったあとゴールスプリントまで温存できるかどうか…。最終1つ目の登りはかなりのハイペースで、集団もそろそろ壊れそうな雰囲気。ここで先頭から離されたらレースが終わってしまいそうだったので、思い切って前に出て踏み込みました。山頂では単独2番目で下りに突入。ここの下りで無理をして先頭に追いつこうと踏み込んだのが失敗でした。結局単独では追いつけず、下り返しの登りで逆に自分が後ろの集団に追いつかれる始末。それならあまり無理をせず集団を待っていれば脚が温存できていた筈です。2つ目の登りからの長い下り、最終コーナーのギリギリ手前で先頭の人を吸収しゴールスプリントへ。この時点で集団は9人。自分はほぼ脚が残っておらず、また焦りからか残り300mの地点で早仕掛けをしてしまいました。当然最後まで保つわけもなく、後ろから差されてしまいゴール。NUWA-。


 ゴールの際、前に6人居たのが分かっていたので間違いなく7位。リザルトでもしっかり7位でした。表彰台まであと1歩及ばず…。なんとも悔しい順位をゲット。終盤までは凄く良い展開で、コンディションも山王戦の三井くらい良かったのですが、最後の最後で詰めの甘いレースをしてしまいました。それよりもまずは地力の不足。下りで空力を最小化するエアロポジションが取れていない。高強度のインターバル練が足りない。そしてスプリント力が足りない。自分の弱点が浮き彫りにされたレースになりました。それでも、最後まで先頭集団に残り勝負できたのはよかったです。なにより走っている間は凄く楽しく、大げさでなく夢の様な時間でした(登りでは死にそうになりましたが)。ロードレースは集団が出来るので、その一員になって走るのが堪らなく楽しいです。今回も無事故で無事レースを終えられた事に感謝。走っていても楽しいコースなので、弱点を潰して来年もまた懲りずに出場したいです。今シーズンはいまのところ2大会が残っていますが、どちらも悔いの無い走りをしたいです。