第3回榛名山ヒルクライム ヒルクライム編

ハルヒル2日目はメインイベントのヒルクライムレース。年代別30代クラスにエントリーしました。



<結果>

    • クラス順位:26位 / 1,320人中
    • タイム:44分32秒
    • 平均速度:21.68km/h
    • 平均心拍:176bpm
    • 平均ケイデンス:72.6rpm
    • Apower:279.0w
    • nPower:287.6w


<スペック>

    • フレーム:Eddy Merckx EMX-1 (2010)
    • コンポ:Dura-Ace 9000系
    • 車輪:EQUINOX 50SP
    • その他備品: ポカリスウェット、パイオニアペダリングモニター
    • 朝食:おにぎり2つ、あんぱん
    • 補給食とサプリメント:ZEN NUTRITION 虎、梅丹2run、ウィダーENE-ADE
    • 車重:たぶん7.5kgくらい(ドリンク除く)


TTの疲れがあったのになぜか熟睡できず(メンタルの弱さよ)、4時前に起床。4時半頃には駐車場に到着し、ローラーでアップ。心拍を95%くらいまで上げておきましたが実際の出走は7時過ぎなのでどれほど意味が有るか分かりません。5時半過ぎには会場に入り荷物を預けトイレの列へ。最近はレース慣れしてきたせいか、きっちり出るものも出るようになってきたのは良い傾向です。会場で待機していて、参加人数が多いなと改めて感じました。六千人台らしいので、富士HCにつぐ規模ですか…。TTの時から感じましたが、3回目なのに運営がすごくしっかりしています。駐車場への誘導、駐車場から会場への誘導も看板があり迷い無く辿り着けましたし、アナウンスも適切。


ほどなく出走場所への移動が開始され、小賢しく前の方へ陣取りました。スタート地点でもう一度トイレに行き、サプリを飲んで万全の状態でスタートを待ちます。天気は快晴、路面も全く問題無し。不安といえば、無試走ぶっつけ本番なのと、ヒルクライムには場違い感のある50mmディープを装備していることくらい。ブレーキシューとスプロケ交換が面倒だったのでTT装備のままで挑みました。このホイールで峠を登った事はほとんどないのですが、R-SYSよりも縦剛性が高いので低ケイデンスでダンシングを多用する乗り方が合っていそうな気がします。


スタートからしばらくは斜度が緩く、ロードレースのような集団が形成されながら走ります。第一集団でも自分の想定より速度が上がっていないのは有り難い。八ヶ岳のように開始10分ちょいで無残にも千切られるといった事は無さそう。心拍は若干ターゲットより高かったものの、序盤は集団の風洞効果を利用したほうがお得そうなので緩めずに付いて行きました。しかしヒルクライムなのにこんなに密集しているのはやや想定外…50人くらいいたのでしょうか。5kmくらいの地点で、先行しているエキスパ組から落ちてくる人たちを躱すのですが、集団が密集しすぎていてやや危険な場面も。


7kmほど過ぎてからのやや下り場面、集団の前方でなんと落車が発生!なぜここで?慌ててブレーキングし、前の人に前輪が若干擦ったもののなんとか自分の落車は免れました…。が、倒れている人も何名か。ポジションがもうちょっと前だったら自分も巻き込まれていたでしょう。前輪に異常は無さそうなのを確認しリスタート。落車で無意識にショックを受けたのか、心拍数がしばらく下がらず、脇腹も痛くなるなど難儀しました(メンタルの弱さよ)。当然タイムロスも数十秒ほどあり、ちょっとテンションが下がってしまい踏み込みが甘くなってしまいました。


落車により集団は瓦解しここからはHCらしい各々のペースでじりじりと進むシーン。ディープの剛性を活かしてダンシングをそこそこ織り交ぜる感じで登ります。もともとこの榛名山HCコース、最初は緩く後半につれて斜度が厳しくなっていくという感じの、ペース配分が難しいコースです。自分は今回試走もしておらず、前日に車で登っただけという体たらく。とにかく終盤で脚を切らさないようにする事を考えると、どうしても抑え気味に。試走をしていればまた違った戦法が取れたのでしょうが…。神社を越え残り4kmからは葛折の激坂区間が続きます。神社でも葛折でも観客の方々が応援してくれて謎のパワーが出ます。HCでこんなに観客がいるのってあまり無いんじゃなかろうか。今回自分はクイックステップのジャージで出たのですが、「クイックステップがんばれー!」と応援してくれたのは嬉しかったです。こういう何気ない応援が意外と力になるのです。残り1kmで数名パスするものの、最後の最後でスプリントする脚を残せずフィニッシュ。


頂上もまた快晴で、下山装備もいらないんじゃないかという程に暖かでした。そしてブースが凄い充実している。有料の豚汁を頂き(金券を貰っているので実質無料)、また無料できゅうりやらトマトやらジュースやら梅干しやら羊羹やら…。貰い物だけでオーバーカロリーになりかねない勢い。おもてなし感が凄いです。どこぞの富士HCも見習って頂きたい。たまたま席をご一緒させて頂いた選手と健闘を称え合い談笑し、ほどなくして(といってもフィニッシュから1時間以上経ってますが)下山準備。下山はほぼ先頭で降りられたのですが、降り始めるまでに相当時間が掛かりました。こりゃ後ろの方は相当時間がかかりそう…前で良かった。50mmディープでの下りはやはり怖かったです。ブレーキ鳴りっぱなし(ご迷惑をおかけ致しました)。他の方よりも空力が良いのでスピードが出る分、ブレーキも多めに掛けないといけないので、熱バーストしないかヒヤヒヤものでした。下りでも運営の方や観客、地元の方々が声を掛けてくれて、つくづく暖かいイベントだなと感じます。


順位は思ったよりも良いクラス26位。無試走+50mmディープ+落車のタイムロスを考えれば上出来かなと思いますが、体力的にもう一踏み、二踏みできたかなとも思います。また前日のTTタイムを加えた2ステージ総合では27位 / 249人と、こちらも満足できる結果でした。TTでは中間よりやや上くらいだったので、HCでかなり取り返せた感じでしょうか。


(写真は土曜日のものです)


運営が非常にしっかりしていたこと、地元の応援が非常に暖かいこと。成績も相まって自分の中では非常に充実感の高いイベントでした。これは来年も是非出場したいです。

(高崎のジェラートショップ『Albero.』にて)