第62回秩父宮杯 出場してきました

第62回秩父宮杯埼玉県自転車道路競走大会(長い) 市民レーサーBクラスに出場してきました。



 もともとは同日に開催される赤城山ヒルクライムに出場したかったのですが、抽選に漏れてしまったので何か大会ないかなーと物色していたらこの秩父宮杯があったので勢いでエントリー。いわゆるロードレース大会はほぼ経験なしなので、エントリーしたあとに後悔。市民レーサーBに過去出場した人たちのブログを読んだりしているとかなり上級者ぽい人たちばかりで、もはや出場する前から帰りたい感じでした。とはいえ逃げるわけにもいかないので、乗鞍の後からVO2maxとか無酸素域(自分でもよくわからない)のインターバルを中心にトレーニングをしていました。また試走では下りのコーナーを重点的に練習。コースレイアウト上そこまで危険なカーブはありませんが、なにぶん初心者なので落車なんてしたら他人にも迷惑を掛けますし、付け焼き刃でもスキルを積まなくては…。受付は前日に済ませ、秩父の友達の家に泊まらせて頂きました。


 友達の家でリラックスできたおかげか、自分としては珍しくぐっすり眠れて6時ころ起床。快晴の秩父です。朝食を済ませて9時前には会場へ。青いヘルメットカバーがぼくたち市民Bクラスなのですが、青ヘルのみんなが自分より速そうに見えてしまい、走る前から雰囲気に呑まれ気味。ストレッチとか機材のボルトを締めたりするなどそわそわしていました。10時になり、いよいよスタートです。


 秩父駅からパレードランをして周回コースへ入りますが、直前のアナウンスで『パレードランは40km/hまでに制限いたします』…いや40km/hて速くない?パレードランってもっと牧歌的な速度でやるものじゃないのか…実際40km/hくらい出てる。またもや呑まれ気味。自分はクラス80人の真ん中あたりに陣取っていたのですが、パレードラン中もポジショニング合戦が始まっているようで、ずるずると後退し後ろの方へ。またもや呑まれ気味。12kmほど走り周回ゴールラインを過ぎてほどなくローリングスタート。ここから3周の戦い、いよいよ本番。


 最初は小さい峠を越えます。思ったよりも集団の速度が上がっていないのは有り難い。一度下ってからは大きい峠。これも思ったより速度は落ち着いていて、きついもののなんとか着いて行ける感じ。ちょいちょいポジションを上げて峠頂では20番手くらいだったと思いますが、峠頂付近でトップがアタックしたのかちょっと距離が出来てしまい、ダウンヒルからのL字コーナーでさらに離され、あえなくトップ集団と分断されてしまいました。ダウンヒルとコーナーで集団が縦に伸びてしまうという、分かっていたのにパターンにはまってしまいました。ここで追いつけないと終了なので、近くにいた人とローテーションして距離を詰めていると、後ろからも援軍が来てくれてなんとかトップ集団に再合流。平地がしばらく続いたあと、すり鉢上のダウン→アップがありますが、ここも千切られずにクリア。しばらくしてサイコンのスタートを付け忘れていたのに気付きました…。結局最後まで見る余裕なぞ一切ありませんでしたが。


 2周目の峠では前の人に自分の前輪がハスってしまい、ちょっと危険を作ってしまいました…事故にはなりませんでしたが(すみませんでした)。1周目のように峠頂からのダウンヒルで分断されないよう、峠頂付近で集団の前目に位置してクリア。下りコーナーは全レーン使えるのでヒヤっとする場面もなく下れます。長い平地では、風のせい?か思ったより速度が落ち着いていました。一度だけアタックぽい感じの動きがありましたが、ほどなく追いつき吸収。これはひょっとしたら最後まで脚が残せそうかな?という予感と共に最終周回へ突入。


 最終周回からはさすがに速度が上がります。また脚のダメージも蓄積されていて登りはかなりキツくなりますが、それでも千切られる程ではないので峠でも前についていけました。そのまま下り、平地でも20番手あたりをキープ。ゴール手前2kmほどにあるすり鉢上のダウン→アップで思い切って外に開きポジションを上げました。最後のL字カーブを抜けた残り500mほどの時点で10番手くらいだったでしょうか。ギアを上げて踏み込み、最後の200m程は全力でスプリント。何人かパスしてそのままゴールしましたが、夢中で何人抜いたかよく覚えていませんでした。1桁順位はいけたと思うけど前に何人いただろう…。

(ぼくのクラスではなく、一般の部?のゴールシーン)


 ゴールしてから待つ事1時間以上、ようやくリザルトが掲載されて、6位。入賞していました。ギリギリですがレースで初めて入賞が出来、またレースでの自己最高順位も更新できとても嬉しかったです(月並みな表現)。最後まで脚が残せたのと、ポジショニングが運良くハマったのが大きかったと思います。ロードレースはヒルクライムエンデューロとまた違った緊張感と展開の妙味があって、走っていてもとても楽しかったです。なんというか、他の種目に比べると他人と競っている感覚が強く、その楽しさが独特です。来年も是非出場し、次はもっと上を目指せる様に頑張ります。


(初賞状&初メダル)

リザルト(手元のガーミンは途中から計測)

    • 距離: 42.9km(公式)
    • タイム: 1h11'34'930(公式)
    • 平均速度: 38.8km/h(ガーミン調べ)
    • 平均心拍% 86%(ガーミン調べ)
    • 平均ケイデンス 91rpm(ガーミン調べ)


以下、自分用の備忘録です。

自己評価点

    • ギリギリだが初めて結果を残す事ができた。
    • ポジション取りがハマった。ほぼ前あたりで展開できた。
    • 脚が攣ることなく最後まで溜められた。
    • L字カーブから早めに集団まで詰められた。(最初以外) 

自己反省点

    • 一度だけハスってしまった。
    • 先頭集団でさらに牽く力はまだ無い。
    • スタンディングでもっと脚を溜める工夫ができると思う。

スペック

    • フレーム:Eddy Merckx EMX-1 (2010)
    • すべてのコンポーネントUltegra 6700系(チェーンとプーリーのみDura Ace)
    • ホイール:EQUINOX SP50
    • タイヤ:Continental Competition , Vittoria Open Corsa CX II
    • その他備品:ドリンク,Garmin Edge 705

補給食

    • 朝食(おにぎりx2、アンパン)
    • サプリメント(梅丹2run, ZEN NUTRITION Before Activity, アミノバイタル2200mg)
    • ポカリスウェット
    • カーボショッツ(カフェイン80mg)