白石峠〜奥武蔵グリーンライン

来月に控えた富士HCのため、山練に行ってきました。久しぶりの輪行飯能駅まで。降りてみると非常に風が強く、50mmカーボンディープで来た事を少し後悔。そもそも山を登るのに50mmはまず不要なのですが、新しいホイールの登坂性能を試したいのもありました。例によってときがわ町から白石峠へ。北西からの超強風で、ハンドルを取られるシーンも多数あり、クルマとの並走では身の危険を感じるレベル…。危ないので速度を落としてハンドリングに集中しました。ディープリムなのに20km/h以下での平地走行…なんというガッカリ&ハッタリ感。


 白石峠ではこの50mmディープの性能を試すのが一点と、スタンディングの練習もしたかったのが一点。R-SYSにしてからというもの、スタンディングをほとんど使わなくなったせいか、前回の八ヶ岳ではスタンディングを多めに混ぜたら脚が攣ってしまって悔しい思いをしました。なのでスタンディングをかなり多めにしてTTにチャレンジ。R-SYSとは違い縦剛性が強いため、しっかり体重をペダルに落とさないと思うように進んでくれません。ただ剛性が強い分、ギアをそのままにしてスタンディングで踏み込めるのもR-SYSとは違うように思いました。まぁ普通のホイールがそういう感じで、R-SYSの踏み方の方が異端なのかもしれません。

(強風を除けば爽やかな陽気でした)


かなり意図的にスタンディングを入れてほぼ全力ペースの結果が…なんと自己ベストより1分も遅い体たらくでショボーン(´・ω・`)。ただ今回はいつもと違いリュックに輪行袋+ボトル2本のそこそこ重装体制だったので、それが原因…あと2時間ちょっとしか寝てなかったしツライワーとか…そういう事にしておきたいです。寝不足はともかくとして、装備の重量を考えると意外と50mmディープも登れるホイールなのかなと思います。R-SYS+軽装+スタンディング重視でリベンジを誓い、逃げるように峠を退散。


 TTが終わったあとは適当に峠を流そうと思い、とりあえずは大野峠から林道・定峰線を降りてジェラテリアHANAさんで一休み。ここのジェラートは凄く美味しくて、秩父のライドではぜひ訪れて欲しいスポット。ブレイク後は来た道の林道・定峰線(定峰峠ではありません)を戻りました。この林道・定峰線、ダートやグレーチングが多く道も狭いので下りは怖いのですが、登りは12%越えがあったかと思うと1-2%になったりと、緩急の差が激しい峠でなかなか面白いです。

(蕎麦の実のジェラート。美味しいです。)


 大野峠に戻ったあとは狩場坂峠から奥武蔵グリーンラインへ。奥武蔵グリーンライン、実はあまり通った事がなかったのですが、この日は初めて狩場坂峠から鎌北湖までコンプリートしてみました。アップダウンが多く、グレーチングもそこそこあり、車もたまに通るので集中しながら走らないとヒヤリとするシーンもありますが、景色がとても綺麗です。今の季節は新緑豊かで涼しく非常に癒されるルートで、トレッキングやバイクの方も沢山いらっしゃいました。ただ50mmディープだと下りで速度が出過ぎてしまうので危ないですね(当たり前ですが)。カーボンなのでブレーキも気を遣いますし、峠でディープは当分止めにしようと思いました…。

(新緑のアーチが綺麗です)


(奥武蔵GLにある巨大な岩。天文岩という、歴史ある岩だそうです)


 無事鎌北湖まで到着してからは自走で帰路へ。北西の強風で、帰路は南東方面…つまり追い風無双。何本もの峠越えで脚を使い切っているので非常に助かりました。終わってみれば112km,獲得標高1,760m(走行中のディスプレイでは2,500mと表示されていましたが嘘つかれてました)と、久々の100km越えで良い練習になりました。やはり飯能・秩父の山間を走っていると自然がいっぱいで癒されます。あっちのほうに住みたいです。

(鎌北湖。昭和感がある観光スポットです)