カーボンディープリムホイール EQUINOX SP50

増税前の駆け込み需要、3月末、遂に憧れのカーボンディープリムホイールを購入してしまいました。


 EQUINOXというマイナーなブランドですが、メジャーどころのカーボンホイールのOEMを請け負ってる台湾・GIGANTEX社の自社ブランドだそうです。決め手となったのは、メジャーなメーカーに比べて価格が4割以上も安いこと、そこまでガチガチでレーシーな性能を求めていないこと、ロゴがでかくてまずまず格好良かったことです。38mmか50mmか迷いましたがよりカッコいい方ということで50mm。チューブラータイヤは両輪ともVittoria Open Corsa CXII(→その後早くも後輪がパンクしてContinental Competitionへ)。


 風の強い日に荒川CRにてシェイクダウン。加速性能は普通というか、むしろ普段乗っているR-SYSの方が若干良いかなという印象。外周に重量がバランスしているせいでしょうか。ですが、35km/h前後からの巡航感はさすがディープリムという感じです。このくらいから脚が楽になる印象。またこの速度域からの加速も非常にスムーズです。よくディープリムは「高速域で伸びる」と言われますが、それがこの事かと納得しました。また空力が良いので脚を止めてもなかなか減速しませんね。追い風が組み合わさるとかなりの無敵感があります。


 一方の向かい風ですが、意外にも楽でした。整流効果があるからなのか良く分かりませんが、減速感が軽減されている印象です。これは意外な嬉しい効果でした。横風については良く言われている通り、ハンドルを若干取られそうになります。とはいってもハンドルがガクッと曲がる感じではなく、滑るというか、スライドするような印象です。若干の横風くらいであればあまり気になりませんが、突風だとちょっと怖い。コーナーリングはチューブラータイヤなお陰か、かなり車体を倒しても頑張ってくれます。普段のR-SYS+GRIPLINK(クリンチャー)でもかなり食いついてくれていますが、カーブでの減速感がこちらのほうがなんとなく少ない感じがします。


 振動吸収性に関してはなんともいえないところです。R-SYSはだいぶ路面の振動を伝える感じでしたが、EQUINOXもそこそこダイレクトに来ます。若干EQUINOXの方がいいかな?といったところ。自分の場合、最初に乗っていたWH-6700+チューブレスに乗っていたので、その組み合わせが実はかなり振動吸収性に優れていたのだなと思い返しました。


 とりあえずはまだ数回乗った程度ですがかなり良い感じです。空力とか巡航速度とかもそうですが、やっぱり見た目に迫力が出てカッコいいのが一番大きい。サイクリング中に休憩のため降りてその辺に立てかけて、ちょっと離れた場所から観るとかなりニヤニヤできます。安いとはいえやはりカーボンなのでガシガシ乗るのは躊躇われますが、まずは来月のもてぎで使うのが楽しみです。