第10回Mt.富士ヒルクライム(2013) 出場してきました

今年も表題の富士ヒルクライム(正式名称;富士の国やまなし 第10回Mt.富士ヒルクライム)に出場してきました。2010年,2012年と出ているので3回目の出場になります。

レースレポート

 1週間前からずっと雨マークだったガッデムな天気予報ですが、当日の朝は曇り気味。雨雲らしきものはあまり見えず、これは行けるかもしれない…と思いつつ5時すぎに駐車場に停車し、ローラーでアップ。出走2時間前にローラーやってアップの効果があるのか良く分かりませんが、心臓と脚にこれから走るんだぞーという準備をさせるために15分ほど乗りました。


 会場に着き荷物を預け、スマホを弄ったり朝ごはん食べたりしながら出走順を待ちます。今回は第8スタートなので最初のスタートから30分以上あります。最初の集団が出走後、赤いスペシャロゴのヘリが飛んだりしていて、本物のレース感が(去年あったかな…)。司会によると5合目は快晴&無風とのことで、スタート地点も陽が差すなどかなりグッドコンディション。今回の自分の服装は下ロングタイツだったのですが、ハーフでも良かったくらいでした。上はいつものクイックステップ半袖+アームカバー。インナーには前日のブースで購入した『肚力』を着用してみました。コンプレッション系インナーなのですが、強めの締め付けがなんか効きそうな気がします。

 


 前回の反省を踏まえ、今回はペースノートをちゃんと作って来ました。5km,10km,15km,20km,24kmの到達目標時間を記載し走行の目安にします。ただ、本当にこの通りに走れるかはわからないのがかなり怖い。先週試走した時は83分で、今回の目標は無謀にも75分切り(シルバー狙い)。試走の時は下山装備山盛り+レースに近いペースだったのですが、思ったよりもタイムが上がらなかったので、本番75分いけるのかな…とかなり不安になりながらペースノートを作りました。無理だった場合、どこかで脚か体力のどちらかが売り切れてゲームオーバーです。


 最初のスタートから5km地点まではきつめの勾配が続きます。5kmまで17:30目標だったのですが序盤のテンションで飛ばしたせいか1分ほど早く到達。疲労は思ったよりも無く、心拍数も思った程はあがっていない。これはこのペース通りで行けるか…?と思いながら次の10km地点へペダルを進めます。5km地点通過あたりで恒例のPowerGel投与。30分後くらいに効いてきてくれればベストなのですが…。

 10km地点までは勾配が緩くなるので、緩い場所で心拍数とスピードが落ちない様にサイコンとにらめっこ。10km地点で目標32:50に対し32:30。最初の貯金を使ってしまった感じでちょっと焦り、ペースアップを計ります。今回はペースが自分と近い人がほとんどおらず、ゆる勾配で速い人の後ろにくっつくコバンザメ戦法(とても小賢しい)もほとんど使えません。今回は八ヶ岳の反省を踏まえ、ダンシングをかなり意図的に多めに入れて走りました。前回の記事でも書きましたが、R-SYSだとちょっとした勾配はシッティングで踏み切れてしまうので、意図的にダンシングを入れ使う筋肉を換えたほうが心臓と脚の負担が軽減する気がします。

 

(フィニッシュ後、下山時の写真です)


 15km地点でのタイムは目標49:10に対し48:40。悪く無いペースですが、次の区間の勾配がややきつめなのでもう少し貯金が欲しかったところでした。また、この区間のあたりから風が出て来ており、葛折で方向が変わる度に追い風→向かい風(または逆)に変わっていました。追い風の恩恵よりも向かい風の体力消費のほうがおそらく大きいので、このまま風が強まると目標到達も危うそう。ちょっと危機感を覚えながら強めに踏みました。…のはずが、後で走行記録を見てみると、この辺りの心拍数がけっこう低めでちゃんと踏めていなかったようです。

 風に弄ばれながら20km地点を通過。目標65:15に対し64:20と1分ほどアドバンテージ有り。でも向かい風。激坂のあと2km続く最後の平坦区間でもコバンザメ戦法は使えず、下ハンドルの単独走行。ここの平坦区間で35-40km/hを出したかったのですが向かい風でスピードが出せず、貯金も一気に使い果たし残り1kmで75分切るか切らないかの瀬戸際。最後にある500mの激坂(非常に心が折れる)ではずっとダンシングで踏み倒し…ゴール。

 
 

 手元のガーミンで74:40。際どかったですがどうにか目標の75分切り達成。ゴールラインを通過した瞬間思わず小さなガッツポーズをしましたが、脚がガクガクでクリートを外す事も出来ずしばらくフラフラしてました。最終的な心拍数は平均89%ラインで、もうちょっと追い込めた感じもしますが、抑えめだったからこそ最後のダンシングで脚が攣ることなくゴールできたのかもしれません。ゴール地点の5合目は快晴。達成感と涼やかな空気で最高のフィニッシュを迎える事ができました。前回はホイールがWH-6700で82分。今回はR-SYSに換えたお陰か7分縮める事ができました。密かな裏目標だった順位15%圏内も、クラス48位/507人で10%圏内(→調べ直したら560人でした)、総合250位/5058人で5%圏内。 最早これ以上機材で速くする事はほぼ無理なので、エンジンを鍛えてもっと速く走れる様に頑張ります。



(前日試走時 富士山麓の森にて)

リザルト(手元のガーミン調べ)

    • 距離: 23:90 km
    • タイム: 1:14:40
    • 平均速度: 19.2 km/h
    • 平均心拍% 89%
    • 平均ケイデンス 83rpm


以下、自分用の備忘録です。

自己評価点

    • 回転数をかなり重視した走りが出来た(前回81rpm→今回83rpm)。
    • ペースシートのペースを崩さずに走り切れた。
    • 最後にダンシング出来る脚が残っていた。
    • ダンシングを意図的に入れられた。
    • 朝食は少なめにしてみたが大丈夫ぽい。
    • インナーウェアの『肚力』はけっこう効いている気がする。

自己反省点

    • 心拍数はもうちょっと高めでも行けるっぽいので追い込みがまだ足りない。
    • 後半ちょっと脚を緩めてしまったシーンがあった。
    • ドリンクがちょっと余った。
    • CCDドリンクと(口濯ぐ用の)水のボトル2本体制を試してみたが、水はほとんど使わなかった
    • 速い人と一緒に走ったほうがいい(グループ分けの申告タイムを遅めにしてしまったせいで単走が多かった)

スペック

    • フレーム:Eddy Merckx EMX-1 (2010)
    • すべてのコンポーネントUltegra 6700系
    • ホイール:Mavic R-SYS
    • タイヤ:F:Mavic GripLink R:Mavic PowerLink
    • その他備品:ドリンク,Garmin Edge 705

補給食

    • 朝食(梅おにぎり×2、アミノバイタルゼリー、CCDドリンク)
    • OS-1とCCDドリンクの混合300ml、水
    • PowerGel(カフェイン2倍タイプ)