富士スバルライン 練習(Mt.富士ヒルクライム試走)

来週に控えたMt.富士ヒルクライム大会。先日ショップに行った際、エントリーしている旨を店長に伝えたところ「試走してきなよ」と言われて、そういえばそうだなと思い富士吉田くんだりまで行って参りました。

前日は社内飲み会でろくな睡眠も取れず4時起床。富士スバルラインのそばにある富士北麓公園の駐車場に車を止め、しかし眠く手足も怠いので15分ほど仮眠。その後自転車を組み立ててほどなくスタート。天気も青空が広がり、気温も涼しく走りやすいコンディションでした。この調子で来週もお願いしたいものです。


ぼくが走り始めた8半頃にはすでに下っているローディが何人も居ました。気合いが入っていますね…。富士スバルラインはこの時間には流石に車も少なく、まったくストレスなく走る事ができてかなり良い感じでした。大会の大勢で走るテンションの高さも良いですが、早い時間に静かに淡々と登るというのも良いものです。しかも今日は青空の絶景で、終始富士山の勇姿を視界に入れながら走る事ができました。


今回は睡眠不足なこともあり、とりあえず本番想定の9割くらいの出力を目標に走りました。今年で出場は3度目となるので、スバルラインを走っているうちにコースの性質をだんだんと思い出してきます。1合目まではわりときつめの斜度があり、2〜3合目はゆるめ、4合目あたりではちょっとキツい斜度の坂が点在し、平坦のち激坂フィニッシュ。個人的にポイントになるのは1合目の凌ぎ方、2〜4合目の緩い斜度で心拍が落ちないようにちゃんと踏むこと、5合目の平坦→激坂フィニッシュでしっかり脚を残しておくこと、といったところ。最後の激坂フィニッシュは何度登ってもいやらしいです…。


ゴールの5合目も素晴らしい青空でした。登山観光客も沢山居て、登山にも最適な日だったと思います。のんびりと5合目の景色を楽しみました。レース当日は人も多く、なかなかのんびりとはいかないので…。1時間近くうろうろしたあと、下山したのですが、下っている最中に、時間もまだ早いし脚もまだいけるんじゃね?と思い立ち、スバルラインの料金所まで下りたあと2本目にチャレンジ。


2本目は追い込むふうではなく、純粋に景観を楽しんで写真を撮りまくながら登ろうと思ったのですが、あいにく走り始めた昼くらいから雲が多く出て来てしまい、あまつさえ4合目あたりでは濃霧に遭遇するなど、普通のゆるクライムになってしまいました。心拍数も80%くらいを上限にして、息切れしない程度にゆるゆる登りました。心拍数に余裕のある走りをすることで、要所要所の乗り方も再確認する事ができたので、コーステクニック的には得るものがあった走りになりました。R-SYSに換装したお陰でちょっとした斜度の坂でもシッティングで踏み切れるようになったのですが、その反面ダンシングの比率が大幅に減ってしまい、総合的にみてスピードが落ちてしまうケースがあったので、その辺りを自覚できたのは良かったです。


2度目の5合目登頂を追えた後はマッハで下り。ゆるペースといえど蓄積されている疲労はやはりあるもので、下りでもちょっと息切れしてしまいました…。最終的な記録は105km、獲得標高2,600m。本番に向けてよい練習ができました。来週の本番も良い天気で、ベストを尽くせるように頑張りたいです。