Mavic R-SYS シェイクダウン 感想(登りと下り)

身の丈に余るホイール、Mavic R-SYSを購入しました。先日久しぶりにロードを購入したお店に立ち寄ったおり、軽量のアルミホイールについて相談してみました。店員さんの話ではMavicのキシリウムかR-SYSがおすすめとのことで、たまたま在庫もお店にあるとのこと。円安の影響もまだ無い(けれど次入荷からは円安+材料高騰で恐らく値上げになる)ようだったので、数日の葛藤ののち思い切ってR-SYSを選ぶ事にしました。スプロケットはそれまで使用していたアルテグラの12-25Tを転用。スプロケットの新調も検討しましたが、現状のギアでどれだけ変わるのかを知りたかったので今回はあえてそのままで。

シェイクダウンの日は興奮で寝付けず、若干寝不足の体で奥多摩へ。いつもの五日市〜桧原村からの都民の森ルートでR-SYSの乗り味をチェックする事にしました。まず感じたのは停止からの加速感の良さ。軽く踏んでも強く踏んでも、踏んだ分だけしっかり反応してくれます。剛性が高いホイールとの事なので、反応が良いことは期待していましたが、予想以上の良さです。高い剛性のためか、路面との接地感はやや強く、路面状態がしっかり伝わってくる印象です。


桧原村の役場から都民の森までのTTルートでは、R-SYSの本領発揮といったところ。6700に比べて、ギア2枚は上げて登れる印象です。登りではそれほど追い込んでいないペースでもぐいぐい登れてしまいます。ぐいぐい、という擬音が誇張ではないくらい踏んだときの反応がよい。また若干のきつい斜度変化くらいならギアを落とさなくても登り切れてしまうため、ほとんどアウターで登る事ができました(急坂では流石にケイデンスは60前後に落ちますが)。このルートなら、自分の脚でも27Tがあればアウターで登り切れてしまうかもと妄想します。とにかく踏んだだけ反応するというレスポンスの良さが非常に印象的です。ちなみに、6700で脚が攣るまで追い込んだタイムと、R-SYSでそれほど追い込んでいない今日のタイムが同じでした。


調子に乗って奥多摩湖方面に下り、再び都民の森へ引き返す峠2本目へ。長いダウンヒルで感じたのは、ハンドリングが非常にクイックになったこと。6700の時よりも鋭角で曲がれる割に不思議と安定性が高いです。なんというか、速度が上がっているのに恐怖感が少ない。車体を傾けてもしっかりグリッピングしてくれる。登ったあとのご褒美がより楽しくなりました。


2本目の登りでは後半ちょっと疲労感が強くなっていたのですが、疲れていてちょっとしか踏めなくてもちゃんとその分加速してくれるのでかなり助かりました。大げさにいえば、誰かに背中を押してもらっているようなイメージで、長い登りでは心の支えになりそうです。2回目の都民の森に辿り着き、そこから帰路につきました。終盤は少し疲れが溜まりましたが、ほぼシッティングのみで登っていた所為なのか、剛性の高さによるものなのか…。このあたりはもう何回か登ってみないと分かりませんね。


100km,獲得標高1,900mほどのシェイクダウン終了。今回は登りメインだったので、平地での感想はまた後日改めて記録しようと思います。登りではとにかく反応の良さと軽さが印象的でした。もはや言い訳の効かない機材レベルになってしまったので、練習をより頑張っていきたいです。