全日本マウンテンサイクリングin乗鞍 当日編(+おまけ)

前回からの続きです。


レース当日編

当日は3時すぎに起床。まだ真っ暗です。暗い山間を会場に向かい走っていると、他にも当日入りの参加者のクルマがみるみるうちに列をなしていきます。会場までもなかなかきつい峠道なので、事故らないよう慎重に運転しないと…。会場付近に着いたのは4時半頃。一番近い駐車場は前泊の方で埋まっていたようで、ちょっと離れた駐車場に誘導させられてしまいました。まぁウォームアップにはちょうどいい距離です。曇り空ですが、雲はところどころ切れているので大丈夫かなと楽観視。6時から整列なので、コンビニ食などを食べながら整列。この待つ時間はいつもながらドキドキします。


スタートは7時13分。予定通りのスタートです。 スタートは皆速く、みるみるうちに抜かれまくりました。とにかく今回は病気などもあり体調はベストではないのもあるので焦らず 、マイペースを守りながら後半に向けて徐々にペースアップしていく、昨年の富士ヒルクライムと同じ戦略を取ることにしました。 走りも、息が上がる前にスタンディングを細かく入れる、ちょっときつい勾配でもスタンディングを入れてサクッと抜ける走り方です。


...が、8割がた通過したところでどうも脚が売り切れてしまいました。体力はまだ限界までいっておらず、これから踏んで行く局面なのに踏めない。RPMも60を切る体たらく。これは完全にトルク不足ですね。こうなるとゆっくりとえっちらおっちら外側を登っていくしか無い。残り2kmは巻いて行きたかったのですが、情けナス(´・ω・`) …そしてなんとかゴールイン。


(下山後に知りましたが)結果は93分台、グループではちょうど真ん中当たりの順位でした。これはひどい。せめて90分は切りたかったのですが、ろくに山を走っていなければこんなものかもしれません。ちょっと意識が守りに向きすぎていたのもあるでしょう。来年も受かったら、今度はしっかりトレーニングして臨みたいです。


結果はともかくとして、走っている最中は最高の気分でしたし、景色も走行中こそ曇の中だったものの、ゴール時は素晴らしい晴天を拝むことができ満足。やっぱり山は楽しいですね。それも、3000人を越える人数で上がるというのは、1人や仲間うちで走るのとはまた違った楽しさがあります。所々にいらっしゃった観客の声援も嬉しいものです。

おまけ(帰宅編・ちょっと怖い話)

下山後、ツイ友のトモジンさんと少し話してから帰宅の途につきました。松本市付近で昼食と風呂に入り、16時くらいから高速道路にのりいざ東京へ。…のはずが、大月あたりで八王子まで30kmの渋滞。越えるのに6時間。仕方ないので高速を降りて下道に切り替えるものの、みーんな降りるのでこちらも当然のようにノロノロ。もうこうなったら面白いルートで帰ってやるぜーと思い、相模湖付近を南に回り込み細い峠を越すことにしました。


そのころ渋滞情報なども聞きたかったのでラジオを付けていたのですが、細い峠にさしかかったところでどうもラジオがノイジィになってきました。まぁ電波悪いとこういうこともあるだろうなーと思いつつ、対向車も後続車もいっさいないひっそりとした峠をドライブしていたのですが、どんどんノイズが酷くなる。それだけでなく、どうも音程がちょっとおかしい感じに聴こえてくる。そういう曲なのかなと思っていたら、パーソナリティの声まで音程がちょっとおかしい。これはヤバイなーと思いスピードを上げて急いで峠を抜けました。ミラーになんかヘンナモノ映らないといいなーと祈りつつ。


峠を抜けるとラジオはちゃんとノイズなく聞こえるようになり、ほっと一安心。音程云々は、疲れていたから聴き間違えたのかもしれません…。とくにオチがない話になって良かったですが、心細くて走っている最中は本当に怖かったですね。 結局家に着いたのは23時過ぎ。なんとか当日中に帰れましたが、長野から東京まで7時間かかったというのはかなりアレですね、レースしてたことを忘れるほどの大変なドライブでした。


ともあれ、なんとか自転車も車も無事故で終える事ができた乗鞍。来年も受かればぜひとも参加したいものです。