2016 全日本マウンテンサイクリングin乗鞍

雨で有名なヒルクライムイベント、全日本マウンテン全日本マウンテンサイクリングin乗鞍サイクリングin乗鞍に出場してきました。

<結果>

    • 順位:年代別8位 / 300人くらい?
    • タイム:64m55s
    • 平均速度:18.2km/h
    • 平均心拍:173bpm
    • 平均ケイデンス:81.0rpm
    • Average Power:234.2w(故障気味のため信憑性に疑問)
    • Normalized Power:239.1w(故障気味のため信憑性に疑問)


<スペック>

    • フレーム:SWIFT& Carbon& UltraVox Ti(2015)
    • コンポ:Dura-Ace&9000系
    • 車輪:Mavic R-SYS Continental SuperSonic
    • その他備品:パイオニアペダリングモニター、ボトル(CCDドリンク)
    • 重量:7.0kgくらい?
    • 朝食:おにぎり2つ、サンドイッチ
    • サプリ:Zen虎,vespa,2run,アミノバイタル
    • 補給食:カーボショッツ


大会前日の土曜日は受付日。13時ちょうど頃に乗鞍スキー場へ到着し(毎回思うのですが、わざわざスタート地点で受付をやる事もないとおもう。アクセスの良い麓にするとか)、エントリー完了。同じショップ仲間のKさんとブースをうろちょろしているうちに雨が降ってきた。乗鞍といえば雨くらいの印象です(3大会連続記録更新中)。ここ3年はすべて短縮コースでの開催となっているので、なんとしても当日はフルコースを堪能したいところ。気になる予報は曇り。山の曇りはそれすなわち雨だよねーと思いつつ、運をまさに天に任せるしかない。Kさんと別れたあとはそそくさと松本市街の蕎麦屋でうどんを食べ、同じく市街のホテルへチェックイン。運転の疲れもあったのか、20時過ぎには就寝できました。


当日は3時起床。魚の仕入れか。ヒルクライマーの朝は早い。未明の空は月が見えます。油断せず会場へ。そこそこ早めに着いたお陰か、近場の駐車場をゲットできました。空が白み始めると、雲は多いものの青空も覗いている。これはフルコースを期待できるか。とりあえず荷物預かり時間まで仮眠しました。6時になり下山用荷物を預け、いちど駐車場に戻りローラーをやろうとしたところ謎の破裂音が。こ…れ…は…。まさかのリアパンク。チューブをタイヤが噛んでいた模様でした。基調なラテックスが。というよりも、替えのチューブが…ない(預けた下山荷物に入れている)。泣きながら会場のメカニックにお伺いすると、チューブを売っていたので購入。その後、ショートバルブで空気入れがジョイントできずロングバルブに交換するなど紆余曲折ありましたが、なんとか事なきを得ました。しかしこの局面でトラブルとは心臓に悪いです。出走が遅いため交換する時間があったのは幸運でした。それに、レース中でなくてよかった…。ただしローラーをやる時間がなくなり、アップなしでの本番を余儀なくされることに。仕方がない。ぼくらのクラスは最後スタートなので、Kさんと談笑しながらのんびり時間を潰して待ちました。また、フォロワーさんの足さんがご挨拶に来て頂きました。ありがとうございます!そんなでいよいよスタート時間が迫ります。睡眠は十分とれコンディションは良い。天気も曇りときどき晴れといった感じでこれまた良い。整列は前から2番目(無謀)。果たしてどうなるか。


スタート後は先頭3番手くらいに位置取り。前にペースはお任せ。というか、ついて行けるまでついて行くのが基本戦略。最初はけっこう大きい集団で登っていきます。即死するペースでないのが有り難い。アップなしで一気に心拍が90%くらいまで上がりましたが、しばらくは行けそう。10分ほどすると後ろからややペースアップの動きがあり、そこで8番手くらいに落ちましたが集団に着いていきました。ややきつい。これ以上ペースが上がっていったら厳しいなと思いながら、現実は非情である。20分くらい、三本滝付近で前の人と共にあえなく脱落。先頭は8人くらい居たのかしら。ここからは恒例のマイペース戦法か…と思っていたら、同じくらいのペースのニールプライド乗りさんがいたのでその方についていくコバンザメ戦法に急遽変更(小賢しい)。このニールプライド乗りさんのペース、おれを生かさず殺さずの絶妙なペースで登っていく。自分一人だと絶対に維持できない、ややきつめのペース。有り難い。ずっと着き位置だったので流石に緩い箇所では前に出たりもしましたが、お陰で良いペースを維持できたまま九折区間もクリアし、あれよという間に残り5km地点。


森林限界を越えるあたりで、晴れていれば綺麗な景色なのですが最初は濃霧でNUWA-。でも残り3km地点で霧が晴れると、雄大な畳平を横切るワインディングロードが観られました。遠くに、沢山のクライマーが連なって登っているのが見えます。これだ。この景色を観て、この景色を感じるために登ったんだ。この独特の感動はやはり乗鞍ならでは。来てよかったという思いを噛み締めながら残りの距離を登り続ける。が、自分達のスタートは最後発だったため、下山組が降ってくる。同時に、先行の人たちをかわしていかなければならない。NUWA-。もうこの辺りからはずっと、パスする際に「右通りますー(ので左に寄ってくださいー)」の掛け声ばかり。なかなか忙しない状況で、ペースを気にする余裕がない。狭すぎて一瞬止まりそうになる場面もあり、レースとは別の意味で気が抜けません。渋滞の最中に、ニールプライド乗りさんがスパートを掛けはじめましたが、人が多くて物理的に着いていけない。てかそろそろゴールか。脚はまだあるので自分もスパート…でも人が多い。狭くてスピードが上げると危ない。あれよという間にゴールラインを通過しフィニッシュ。うーむ、最後あまり追い込めなかった。先にゴールしていたニールプライド乗りさんに感謝を述べ、健闘を称え合うと「たぶん僕らの辺りが入賞するかしないかくらいでしたよ」とのこと。まじかー。気付かなかった。分かっていればもう少し頑張れただろうか…。


ゴール地点の畳平は、晴れときどき曇り。すなわちとても良い景色でした。しばらくしてKさんがゴールし、その後にフォロワーさんのモカさんご夫妻とも合流。モカさん(女性)、先日怪我されたというのにそれを感じさせないリザルトにびっくり。地脚が違いますな。今はリハビリを頑張っておられるとのことでした。尊敬するクライマーの一人です。


スタートも遅かったので下山も遅めで、会場に戻ったのは12時前。リザルトを確認すると、64分55秒で年代別8位でした。走っている最中はあまり順位を気にしていませんでしたが、ヒルクライムのメジャー大会で1桁順位は一昨年くらいからの目標だったので、達成できて素直に嬉しかったです。とはいえ、入賞まで届かなかったのも事実。まだまだ追い込みと練習が足りません。来年こそは入賞を視野に入れて頑張っていきたいです。