ヒルクライムチャレンジシリーズ 韮崎・甘利山大会 出場してきました。

ヒルクライムチャレンジシリーズの韮崎・甘利山大会に出場してきました。


 よりによって大会の控えた週に風邪気味になってしまったものの、前日の土曜日までにはなんとか体調も快復し、土曜日は朝からクルマで山梨へ。例によって早く着き過ぎてしまったため、朝マックなどして大会の通知書を見ていたら、どうやらコースをフルで試走できる様子。その日は走るつもりはなかったのですが、どうせ時間もあるしと思いコース付近に駐車・自転車組み立てをして試走開始。山梨はさすがに東京よりもよっぽど空気が澄んでいて気持ちいいですが、やはり若干寒いです。


 甘利山HCのコースを下見を兼ねて試走…しましたが残り8km付近で断念。たった3.5kmくらいで断念。舐めてました。基本2桁%の斜度が続き、ちょっと楽になったかな?というのが8%とかだったりするので、途中で逃げました。下りも脚を回さないで簡単に50-60km/h出る。これは下りも怖いですね。試走から逃げ出したあとはクルマでゴールまでのコースを下見したところ(クズい)、踊り場的な場所はほぼ皆無、九十九折祭りといった、夢も希望も無いコースという事がわかり憂鬱になりました。

(こんなのが延々と続く)


 クルマでの下見が終わったところでちょうど良い時間になったので、会場で受付を完了させました。エントリー人数も比較的少ないせいか(約350人)、なんというか地元感溢れる会場。開場直後だったせいかブースとかもまだ設営中で、協賛リストを観る感じではメーカーの出展などもなさそうなので、受付を済ませたあとすみやかに駐車場に戻り仮眠。その後はクルマでうろうろして夕食とチェックインを済ませ就寝。…地元の暴走族が煩くて寝るのにかなり難儀しました。


 当日の朝、雲は多いですが晴れ間も見えるなど、どうにか走れそうな天候。寝不足気味の目をこすりつつ会場へ。下山用の荷物を預けたあとはローラーで軽くアップ。周りを見てみると、しっかりレプリカジャージやオリジナルジャージを着ている人が多数。自分は地味なグレーの有りものジャージ(Wiggleで購入)なのでなんか場違い感が…。選手整列では今回あえて前の方のポジションを位置取り。会場からスタートしますが、しばらくはパレード走行区間のためタイム計測はなく、ゆるゆると地元の道を集団走行。ちらほらと応援してくれるギャラリーもいて、地元感満載。ほどなく甘利山の入り口に入り、計測地点を越えてからがレーススタート。


 …はい、あっという間の58分でした。正直な所、あまりどういうレースをしたか覚えていません。というか、自分のペースというものが作れないレースでした。脚がコースに負けました。最初からファイナルロー(コンパクト+25T)を多用するもRPM60を保つので精一杯。それでいて心拍数は常時95%前後。試走をしていた区間だけはそれなりに踏みどころで頑張れたりしたのですが、それ以降の地点ではとにかくRPM60以上を念頭に、それでもしばしば60を割ることもあり、前半ですでにかなり消耗されました。シッティングオンリーでは後半失速してしまうと思いたまにダンシングを入れるものの、全然楽にならない。これが平均斜度9.6%の世界…。R-SYSという高性能なホイールを使ってこの体たらくに我ながらしょんぼりします。後半ではダンシングをしようとすると太ももと脹脛が攣りそうになる始末。仕方が無いのでシッティングで葛折を捌いて行くしか無い。最後の1km区間ではシッティングのまま踏み込みました。ヘロヘロの体でゴール。タイムは58:00ジャスト。

(ゴール直後はそこそこ晴れており下界が綺麗に見渡せました)


 ゴール後はロッジで豚汁を頂き(疲れた体に染み渡り、ちょう美味しかったです)、下山までは1時間ほど待ちました。下山時にはそこそこ雨が降ってしまっており、非常に怖かったものの無事に会場まで戻ってくる事ができました。主催側が各所葛折にある排水溝をカーペットでシーリングしてくれており、そのお陰でスリップの危険がかなり減りました。帰還後ほどなくするとリザルトが掲載されていました。自分はクラス14位/75人中、男子総合51位/314人。全力を出してこの順位が今の自分の実力という事です。

(ロッジで頂いた豚汁)


 辛い事ばかり書いていますが、走っている最中は本当に楽しかったです。前回の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍(長い)では体調不良がありベストな状態で走る事が出来ませんでした。ですが、この大会では今持っている自分の全力を出せる事が出来た。それがとにかく嬉しくて仕方が無かったです。こういった厳しく難しいコースを経験できたのは自分にとって大きく、学ぶ事が多い大会でした。来年しっかり鍛えて、コースに負けない脚を作って参加したいです。当日は雨模様ながらも景色は紅葉真っ盛りの絶景。ゴール後に頂いた豚汁も最高に美味しく、楽しい大会でした。


リザルト(手元のガーミン調べ)

    • 距離: 11.70 km
    • タイム: 58:00
    • 平均速度: 12.1 km/h
    • 平均心拍% 94%
    • 平均ケイデンス 65rpm


以下、自分用の備忘録です。

自己評価点

    • 体調がほぼ万全で、今の自分のベストを尽くせた。
    • スタート時に前の方に陣取ったお陰で、追い越しが楽だった。(進路を塞がれる事なくパスできた)

自己反省点

    • 60RPMを割る事がしばしばあった。また平均RPMが低過ぎる。
    • 後半ダンシングする脚が残っていなかった。
    • 10%を越える激坂の捌き方がまだ分かっていない。
    • ペース配分が上手く無かった。というかペース配分出来るレベルの脚が無かった。

スペック

    • フレーム:Eddy Merckx EMX-1 (2010)
    • すべてのコンポーネントUltegra 6700系
    • ホイール:Mavic R-SYS
    • タイヤ:F:Mavic GripLink R:Mavic PowerLink
    • その他備品:ドリンク,Garmin Edge 705

補給食

    • 朝食(おにぎり×2、焼きそばパン、どら焼き、微糖コーヒー)
    • 水200mlくらい
    • PowerGel(カフェイン2倍タイプ)