飯能秩父 峠いろいろ練

次の出場予定である『箱根TOYO TIRES ターンパイク大会』まで約一ヶ月なのですけれど、あんまり山に登れていないので今日は飯能に行って参りました。


飯能駅近くにクルマを停め、ロードを組み立てて出発。…しようと思ったら、とんでもない寒さ。最低気温8度くらいらしいのですが、朝7時過ぎ、冬のように寒いです。下はロングタイツ+シューズカバーを着て来たのですけれども、上は半袖+アームウォーマー+薄手のウィンドブレーカー+春秋用ロング手袋。飯能舐めてました。念のため持って来たネックウォーマーを装備して改めて出発。20分くらい走ってもさっぱり身体が温まりません…。特に手袋は失敗で、吹き付ける風が容赦なく体温を奪ってゆきます。45分ほど走ってようやく太陽も高くなり始め、やっと身体も温まってきました。この季節、早朝から走る場合は装備に気をつけないと行けませんね…。


今日のルートは飯能駅から70号を西進し53号の山伏峠に入る行程にしました。逆ルートは以前行った事があるのですが、車通りが少なくて走りやすい印象だったので飯能からのルートも走ってみたかったのです。また今回はシッティングのみ+インナーロー封印で走る事にしました。どうもクライムではダンシングに頼り過ぎているような気がするので…。走り始めて1時間ほどで山伏峠の入り口に到着。ここからクライム開始です。20分ほどで峠頂。思ったより短い距離でしたが斜度はそこそこきつい坂でした。


ここから秩父方面に行くか正丸峠方面に行くか迷ったのですが、今日は後者を選択することにしました。山伏峠から正丸峠は53号を下る途中で分岐点があるのでそこを東に行くと若干の登りののち、すぐ着きます。正丸峠はクロスバイクを買いたてのころ(5年くらい前?)に一度登ったのですが、どうも道が狭くて対向車が怖かったり、路面に陥没が多かったりとあまり良い印象が無い峠でした。ただ今日走った感じでは、少なくとも路面は随分と整備されていて、走っている時間帯も早めだったせいかほとんど車とすれ違わず安全に峠を抜ける事が出来て良かったです。


正丸峠を降りた後は狩場坂峠へ。299号の正丸トンネルの入り口手前から北側にある峠です。こちらは鬱蒼としていて車もチャリもバイクもほとんど居なくて、熊でも出そうな雰囲気なのですが(鹿には遭遇したことがあります)、ぼくは飯能を走るときはよく訪れる峠です。斜度も割と厳しめで、ここもよいHCトレーニングになります。だいたい30分ほどで峠頂。


ここからは西の大野峠方面に向かい、補給食を食べつつ一度大野峠を下ってから白石峠に入りました。白石峠はやはりこの辺りでは代表的な峠だけあって、相当体力を削られました。シッティングのみだとかなり厳しい感じです。あまりにきつかったので、普段は峠頂から2kmほど更に登ったところにある天文台まで行くのですが、今日はパスしてそのまま次のルートへ行きました…。


白石峠からは戻るようなルートで大野峠〜狩場坂峠まで、そこから東に進んで飯盛峠へ。ここは以前車で通った事があるのですが、ここも道が狭くてやや怖いルートです。他の峠と違いアップダウンが多く、下りで排水口(?)が多くあったりするので走行に気を遣います。無事飯盛峠に到着し、さぁ帰るかと思った所でGarminの電池切れアラート。仕方ないのでここで一旦走行記録を取って、あとは電池が切れるまでほっとくことにして、下山開始。


下山に使った峠は顔振峠(これで、こうぶりとうげ、と読みます)なのですが、ここは相当危険な坂でした。下山からいきなり急斜面+急カーブの連続で、道も狭く、299に出るまでほぼずっと続きます。下りはブレーキ掛けっぱなしでした。登りは分かりませんが、少なくとも自転車で下るルートではありませんね…。299に無事合流したあとはひたすら飯能駅を目指して東へ。さすがに疲労が蓄積されていて、下りでも思う様にスピードが出せませんでした。


最終的には88kmほど、獲得標高は1,900mでした。大きな峠は山伏峠、狩場坂峠、白石峠の3つで小さいのを合わせると6個ほどの峠を通過したことになりました。そのせいか、距離と獲得標高の割に疲労感がかなりあります。これが来月の大会の練習になったか疑問ですが、とりあえず久しぶりに山を走れたのは気持ちよかったので良しとします。